27話 ページ29
結局甲子園出場が決まったのは稲代実業だった
負けたと同時に3年生は引退
それはうちも同じである
____________________
「…………であるからして…………をする」
「………じゃあこの問題を………真田」
「俺っすか?w」
少し居眠りしていた真田くん
解けるのかな?
真田くんは黒板の方に行き問題を解き始める
「………これで合ってっすか?」
「正解だ。だが、真田、ちゃんと起きてろよ」
「うっす」
先生にバレてるし
席についた真田くんは苦笑いしていた
キーンコーンカーンコーン
あ、チャイムがなった
「きりーつ、礼!」
「なんで俺寝てるのバレたんだよ」
「身長高いからバレたんじゃないの?」
「まじかよ」
まぁ眠くなる授業だったけどね
「絶対俺以外に寝てるやついたよな」
「前より後ろの方が目に行くのよ。先生は」
「てか、変わったな」
「え?」
「前はもっと大人しかったよな」
「今の自分に変わったのは野球部のみんなのおかげだよ」
前の方が良かったかと聞くと今の方が良いと言われた
「自分でもこんな明るい自分になるとは思わなかったよ」
みんなにはほんと感謝だなぁ
34人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あややん | 作成日時:2017年6月21日 21時