やっぱり鬼灯はどえす ページ32
白「あぁ……情けないな、男が、こんなにっ……泣く、なんてさ」
私は白澤の背中にそっと手を置いた
貴「私は貴方を好きになってしまった、でもそれは貴方に『愛』をもらったから、そう思えたんだと思う」
白「君は本当に……どれだけ惚れさせるつもりだよ……」
貴「白澤、これからも私たちと一緒に過ごしていこう？」
鬼「不本意ですが……Aが言うなら信じましょう」
貴「ね？」
白「……A……ちゃ……っ……」
白澤は、また静かに泣いた
私はしばらく白澤の背中をさすっていた
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──────────
貴「はあ……一件落着……？」
鬼「いえ、まだ落着してません」
私と鬼灯は衆合地獄に帰る途中、そんな会話をした
そして鬼灯はふと立ち止まった
鬼「私は、貴方を愛しています、それこそ一生、共にいることを誓えるくらい」
鬼灯は私の目をまっすぐ見つめた
私も鬼灯の目を見つめ返す
鬼灯は私の手を優しく握る
鬼「おや……前は「触るな！」と言う程だったのに、随分大人しいですねえ……」
貴「こんな時にまでドSオーラ出さなくていいから」
乾いた笑いをしながら、私も鬼灯の手を握り返した
貴「鬼灯……今まで本当にごめん、私も鬼灯とならこれからもずっと一緒にいるって誓えるよ」
鬼「A………………」
貴「だから……っ……ぅ……」
安心して、嬉しくて、また涙が溢れてきた
その涙を優しく、鬼灯が拭う
鬼「こういうのは、男の私から言わせて下さい」
鬼「永遠に共にいましょう、A」
貴「はい……鬼灯」
鬼灯は優しく、私を引き寄せた
私は鬼灯の背中に手を回した
鬼灯の自然ないい匂いが私の鼻腔を撫でた
鬼「先程はAから先に口付けされましたからねえ……」
貴「っ……！思い出したくない！！言うな！」
鬼「おやおや、顔が真っ赤ですよ？A？」
貴「み、見ないでっ……！」
鬼「抵抗されると余計燃えますね……」
あぁもう……
やっぱり鬼灯は
どえす
鬼「ん、A、私なんか目がゴロゴロします……ゴミとか入ってるか見てくれませんか？」
貴「え？どれどれ〜？」
鬼「……すきあり」
その瞬間、後頭部を鬼灯に抑えられ
口付けをされた
貴「っん……！……ぅん……」
な、長くないか……？
息苦しくなったから鬼灯の胸板をトントン叩いた
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Nami - 面白かったです！白澤さん途中ヤンデレ…？でもハッピーエンドで良かったです😄 (7月11日 16時) (
レス) @page36 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 白澤が怖かったけど、最高の話しでした！！！！ (2017年12月29日 18時) (レス) id: 31ba52f844 (このIDを非表示/違反報告)
はるはな(プロフ) - あっぷるさん» 頭の中で妄想しながら書くのってたのしいよな！！ｗｗｗ私も興奮して鼻血g…… (2015年8月30日 14時) (レス) id: f1fd4f5ddd (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる(プロフ) - やっぱはるはなちゃんの書く鬼灯様ってスゲーイケメン…！！鼻からケチャップが…… 朝からごちそうさまですっ！← (2015年8月30日 8時) (レス) id: 4094b501e6 (このIDを非表示/違反報告)
はるはな(プロフ) - 青眼鏡さん» 番外編！！書きたいです(´∀`)ぜひ書かせていただきますね！！１ですね、了解です (2015年8月4日 17時) (レス) id: f1fd4f5ddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるはな | 作成日時：2015年5月6日 17時
