愛、だったんだよね？ ページ31
お香さんに事情を話して、私と鬼灯は天国へ向かった
強くなるんだ、鬼灯を守るために
「極楽満月」そうかかれた看板が目に入る
胸に手を当てて、緊張を抑えていると、鬼灯が手を握りしめてくれた
鬼「私も、いますよ」
貴「……うん」
心を決め、戸をノックした
白「どうぞー…………って……A、ちゃ、ん？と朴念仁？」
白澤はすごく驚いた顔をしてる
少しだけ怖い、けど
逃げない
貴「白澤、私、ケリをつけにきた」
白「え？……ケリ？」
私は鬼灯と正面で向き合った
鬼「え、A？」
そして
首に手を回し
鬼灯を自分の方へ引き寄せ
ちゅ
口付けをした
鬼「っ……！A……」
白「………………はぁ？」
白澤が私に歩み寄る
もう、逃げない
私は殴られることを想定し、ぎゅっと目を瞑った
鬼「白豚…………？」
………………だが、なんの痛みも感じない
私がふっと目を開けると、白澤は床にぺたんと座り、涙を零していた
白「な、んで……なんで、また！！どうして君は鬼灯を選ぶんだよっ……！僕はこんなに君を愛してるのに！！」
わあわあ叫ぶ白澤を、私は見つめた
すると、鬼灯が口を開いた
鬼「貴方の愛し方は間違っている」
白「……………………」
鬼「愛するならとことん尽くして、その最期の日まで共にいることを誓うくらいではないと、愛してる、とは言えません」
白「…………僕は、Aちゃんを愛していた、これは本当だよ」
鬼「まだ、そのような事を言うのですか」
鬼灯は白澤の方へ歩み寄る、そして胸ぐらをぐっと掴み、思いっきり睨んだ
鬼「貴方は彼女の心を踏みにじった、こんなにも彼女が傷付いているのに愛してるとは言わない！！」
白「…………………………」
白澤はただ、鬼灯を見つめていた
鬼「今後一切、彼女には近付かないでください」
鬼灯は白澤を離した
私も、前に進むんだ
貴「…………白澤！！」
白「………………」
貴「私きっと、白澤のことはこれからも許すことができないと思う」
白「…………」
貴「私は、鬼灯と共にこれからを歩んでいきたいんだ」
鬼「……A……」
白「……僕は……」
貴「でもね白澤、貴方とは友達でいたいの！」
白「え？」
鬼「A？」
私の想い、全部伝える
貴「記憶を無くした後、私は白澤が好きだった。白澤……その時にくれた優しさは……」
貴「愛、だったんだよね？」
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Nami - 面白かったです！白澤さん途中ヤンデレ…？でもハッピーエンドで良かったです😄 (7月11日 16時) (
レス) @page36 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 白澤が怖かったけど、最高の話しでした！！！！ (2017年12月29日 18時) (レス) id: 31ba52f844 (このIDを非表示/違反報告)
はるはな(プロフ) - あっぷるさん» 頭の中で妄想しながら書くのってたのしいよな！！ｗｗｗ私も興奮して鼻血g…… (2015年8月30日 14時) (レス) id: f1fd4f5ddd (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる(プロフ) - やっぱはるはなちゃんの書く鬼灯様ってスゲーイケメン…！！鼻からケチャップが…… 朝からごちそうさまですっ！← (2015年8月30日 8時) (レス) id: 4094b501e6 (このIDを非表示/違反報告)
はるはな(プロフ) - 青眼鏡さん» 番外編！！書きたいです(´∀`)ぜひ書かせていただきますね！！１ですね、了解です (2015年8月4日 17時) (レス) id: f1fd4f5ddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるはな | 作成日時：2015年5月6日 17時
