ネタばらしをさせてくれ ページ29
貴「しゅ、集中って……ぁ、ちょ……」
檎さんは私の着物に手をかけた
ゆっくりゆっくり、脱がそうとする
檎「こりゃ随分ド派手な着物じゃのう」
貴「ご、檎さん待って下さい！やっぱり私……」
檎「今更チェンジは受け付けとらん」
貴「で、でも……！！」
檎「とりあえず、その口塞ぐか」
檎さんの唇が私の唇と合わさる
じたばた暴れるけど檎さんが足を絡めてくるから抵抗できなくなった
貴「んぅ………ん……」
だんだん、私の抵抗する力が弱くなる
じたばたしてる間に着物が擦れて私の足は太ももまで見えていた
檎さんは唇を離すとぺろりと舌なめずりをした
檎「こりゃ抱く甲斐がありそうじゃ」
貴「ごんさん……私……」
檎さんは私の肌に触れる
その指の動きはあまりにも優しかった
ふと、檎さんは指の動きを止めた
私はその動作を不思議に思ったので檎さんに尋ねた
貴「檎さん……？どうかしましたか？」
檎「なあ……Aちゃん……
お願いだから、逃げないでくれんか」
貴「ぇ……ど、どうしてですか」
檎「ワシは……Aちゃんを愛しとる」
貴「！？」
檎「どうか……ワシと肌を合わせてくれんかのう」
檎さんが、私を！？
そんなこと、知らなかった
檎「Aちゃんがワシのこと好いとらんのは知っとる、でも今日だけ、ワシのものになってくれんか？」
真剣な顔付きの檎さん
今日だけ、檎さんのものに────？
もう、鬼灯と結ばれることはないだろうし、鬼灯のことを忘れる為にも私は檎さんとしてもいいのかもしれない
私は────────
『私に貴方のすべてを渡しなさい』
………鬼灯………
貴「ダメです。私は鬼灯のものだから」
檎「鬼灯様の───？」
貴「うん、ごめんなさい檎さん、私、鬼灯のことが───んぐっ」
突然、檎さんの手が私の口を塞いだ
檎「はっはっは、それ以上は言わんでくれんか、ワシのネタばらしをさせてくれ」
貴「っん、え！？ね、ネタばらし？」
驚きを隠せなかった私は目を見開いて檎さんを見つめた
檎「実は、お前さんたちのことは色々耳に入ってくるんじゃ、特に白澤の旦那からな」
貴「………………」
檎「だから、お前さんが鬼灯様を好きだなんて昔から知っとったんじゃ」
貴「え、じゃあ檎さん、今のは……」
檎「お前さんの本音を出すための嘘じゃ、指名のこともな」
驚きすぎて、体の力が一気に抜けた
まさか、嘘だっただなんて────
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Nami - 面白かったです！白澤さん途中ヤンデレ…？でもハッピーエンドで良かったです😄 (7月11日 16時) (
レス) @page36 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 白澤が怖かったけど、最高の話しでした！！！！ (2017年12月29日 18時) (レス) id: 31ba52f844 (このIDを非表示/違反報告)
はるはな(プロフ) - あっぷるさん» 頭の中で妄想しながら書くのってたのしいよな！！ｗｗｗ私も興奮して鼻血g…… (2015年8月30日 14時) (レス) id: f1fd4f5ddd (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる(プロフ) - やっぱはるはなちゃんの書く鬼灯様ってスゲーイケメン…！！鼻からケチャップが…… 朝からごちそうさまですっ！← (2015年8月30日 8時) (レス) id: 4094b501e6 (このIDを非表示/違反報告)
はるはな(プロフ) - 青眼鏡さん» 番外編！！書きたいです(´∀`)ぜひ書かせていただきますね！！１ですね、了解です (2015年8月4日 17時) (レス) id: f1fd4f5ddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるはな | 作成日時：2015年5月6日 17時
