過去編：また、くるよ ページ3
その日から、３日たったある日────
からんからん
『いらっしゃい‥‥あ！白澤の旦那！！いつも御贔屓にありがとうございます！』
『いいのいいの‥‥‥‥あ、あのさAって子、いる？？最近入ったって聞いたんだけど』
『Aですかい？いますよ、指名ですね？少々お待ちくだせぇ』
遠くで彼女の名前が呼ばれる
彼は胸を弾ませながら部屋へ移動した
彼は少し控えめかつ派手な衣装を身にまとったAの前に腰を下ろした
「初めまして‥‥Aでございます」
『やぁAちゃん、久しぶりだねぇ』
「‥‥はい」
『天国での仕事を辞めてここに就くだなんて‥‥なにを考えてるの？』
「天国では、もう働きたくないと思ったからです」
『それは、僕がいるから？』
「‥‥はい」
『僕の何が嫌なの？何が気に入らないの？言ってご覧？』
「‥‥女性相手に‥‥いえ、私に‥‥暴力を振るうからです」
『あれは暴力じゃないって何回言えばわかるの？君が彼氏である僕の言うことを聞かないから、躾をしてるだけじゃない』
「‥‥彼女に、躾は必要でしょうか」
『うん、君が他の奴のものにやらないようにする為だよ』
「‥‥それでも、白澤様の愛は歪んでおります、白澤様、貴方はそうおっしゃいますが、貴方だって、何人もの女性と遊びになっておられたではないですか」
『‥‥‥‥』
「御自分だけ、欲を満たしているのですか」
『‥‥君は僕の言うことだけ聞いてればいい』
「‥‥‥‥いえ、もう貴方の思い通りにはなりません」
『‥‥‥‥僕なしで生きていけるの？』
「貴方こそ、私なしで生きていけるのですか」
『‥‥‥‥‥‥』
「‥‥‥‥‥‥」
「今日はもう、お帰りください」
『‥‥‥‥‥‥また、くるよ。絶対』
......................................
店から出ようと足を進めた彼がふと顔を上げると
あの人が店の中にいた
『朴念仁‥‥』
『おや、白豚さん』
『お前がこんなところ来るなんて珍しいな』
『ええ‥‥まぁ、気になる女性でいるもので』
『その子指名すんの？がんばれよ』
『はい』
彼は店を出た
少し歩いて
立ち止まった
そして、耳をすませた
聞こえてきたのは
『Aさん、指名で』
という
あの人の声だった────
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Nami - 面白かったです！白澤さん途中ヤンデレ…？でもハッピーエンドで良かったです😄 (7月11日 16時) (
レス) @page36 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 白澤が怖かったけど、最高の話しでした！！！！ (2017年12月29日 18時) (レス) id: 31ba52f844 (このIDを非表示/違反報告)
はるはな(プロフ) - あっぷるさん» 頭の中で妄想しながら書くのってたのしいよな！！ｗｗｗ私も興奮して鼻血g…… (2015年8月30日 14時) (レス) id: f1fd4f5ddd (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる(プロフ) - やっぱはるはなちゃんの書く鬼灯様ってスゲーイケメン…！！鼻からケチャップが…… 朝からごちそうさまですっ！← (2015年8月30日 8時) (レス) id: 4094b501e6 (このIDを非表示/違反報告)
はるはな(プロフ) - 青眼鏡さん» 番外編！！書きたいです(´∀`)ぜひ書かせていただきますね！！１ですね、了解です (2015年8月4日 17時) (レス) id: f1fd4f5ddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はるはな | 作成日時：2015年5月6日 17時
