新入社員は元幹部補佐【太宰治】

「社内旅行」 ページ26

〜当日の朝〜

「Aさん遅いですね……」

敦がそう心配そうに云う

「本当だねェ。もう十五分も遅れてるよ」

「全く、十分前行動は常識だろう!何をしているんだ彼奴は」

国木田が苛立ちを露にしていると

『遅れましたァ！ごめんなさい！』

声のした方向を見るとAが小走りでやって来る

「全くだ！一体何を__え」

国木田が説教を始めようとしたが、ふと言葉を切り困惑した声をあげた。何事だろうとその場に居た社員が目を向けた。そして__その場に居た社員全員が動きを止めた。

理由は……Aの《持っているもの》に有った。
可愛らしい鞄を持ち、反対に何か大きいものを小脇に抱えている。
それは____

「太宰さん!?」

そう、太宰を小脇に抱えているのだ。

「わぁ！Aさん凄いですね！」

他の探偵社員とは反対に目を輝かせ駆け寄ってくる賢治。

『そりゃまぁ……力仕事ばっかやってたから……』

と、少し照れたように賢治に笑い掛ける。

「わぁ……流石に予想外だった。て云うか太宰死んでない？大丈夫？」

「乱歩さん御心配無く。辛うじて生きてます」

そう云い親指を上に立てて弱々しく微笑む太宰。

「……あっそ。与謝野女医呼んどく？」

『あ、軽く殴った岳なんで大丈夫ですよ(多分)』

「え」




♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪

どうも今日は儚樺です( ・∇・)

この度評価が100を超えました。嬉しすぎて逆立ちしながら発狂してやろうかと思いました。まぁ、逆立ちできないんですけどね。((((

本当有り難いです( ；∀；)

寒暖差が激しいので皆様お体にお気を付けください
手洗いうがい、忘れないで下さいね〜

それでは( ´･ω･)ﾉシ

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