ぶりっ子はぶりっ子らしくぶりっ子に成り下がっとけ(？)

保健室再び ページ23

目を覚ますと保健室にいた。

体重いし...だるっ...

ってか誰が助けてくれたんだろ？

微かにある記憶の中から引っ張り出してきたのは西城志麻の顔だった。

助けてくれたのかな...

そう思い、カーテンを開けると

『あ』

居た

ソファに座って本読んでる。表情くっそつまんなそうだけど

志「...なんであそこにいたん？」

どうせ信じてくれない。こいつは恋菜の仲間だから。

『どうせ言っても信じてくれないなら言う意味ある？』

志「俺は中立やで。どちらの仲間でもなく敵でもない。」

中立って結構狡い立場だと思うけど...

こいつに賭けてみるか

私は1から10まで説明した。

志「...」

『...』

沈黙。気まず過ぎない？

志「前、お前が恋菜虐めたと思ってた。ごめん。だけどまだ仲間にはなれんわ。でも、考えとく」

そう言って立ち去った

仲間ゲットの予感...！

あいつも優しいところあるのね。

さてと、帰ろうかな。

でもスマホがなぁ...

諦めつつ下駄箱の扉を開けると半壊れぐらいのスマホがでてきた

『これじゃ使い物になんないじゃん。』

一応起動は出来るし使えるらしい。買い替えかぁ...

ただでさえ金欠でバイド尽くしなのに。

スマホを見るとLIMEを見ると渉から何件か来ていた。

渉今から家行っていい?
渉おーい
渉お前家いる?

すごく来てた。

A出掛けてた。ごめん。

そう打ち込んで送信したあと、私は帰路についた。

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