烏野の監督。【ハイキュー‼】【黒子のバスケ】二巻 (ページ4)

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④⑥ ページ4

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私は彼らの目を見て言う。
すると男の方が、ポケットから携帯を取り出し
私に差し出した。

男『学校には俺が連絡する。
そもそも学校に連絡するんだったら、大人がするもんだろ。
家には君が連絡すれば良い。だが、余計なことは言うな。』

赤「…分かった。
なら先に、家に連絡をさせてくれないか？
"父さん"は仕事中だろうから、"母さん"に掛けてみる。」

この意味が伝わったのだろうか。
彼らは少し腹を立てたように私をみて、嘲笑を浮かべた。

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冷たい電子音が流れ、そして切れる。
すると、冷たい電子機器から暖かい、優しい声が
聴こえた。

【はい、赤司ですが】

赤【お母さん、Aです。
今は訳あって、他の人の携帯電話から連絡しています。今日は学校を休みます。
電話の持ち主が、学校にも連絡してくれるそうです。】

区切りなく、早口で言ったからだろう。
母さんは、私に違和感を感じたように言葉を紡いだ。

【…何かあったのね？…Aちゃん。
声が険しいわよ、何かあったらランドセルに付いているヒモを弾きなさい。
それは貴方を、必ず助けてくれる。】

赤【…分かりました。
お母さん、私はちゃんと家に帰りますよ。】

この言葉の意味は、きっと彼らには届かない。
私はそんな言葉を母さんに言った。

赤「はい、次は学校に掛けてくれ。
私は余計なことは言っていないつもりだが、これでよかったんだな？」

男『あぁ。』

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男の方も学校に連絡をしたようだ。

男『…よし、それじゃあ行こうか。』

女『ふふ、話は穏便に済ませましょうね？』

強いて言うなら、この笑みは圧。だろうか。
私に話の流れをよこさないように
牽制しているのだろうか？

小学生の私を、なんて
この大人たちは何を考えているのだろうか？

この時の私は、
恐怖より、疑問
不安より、疑問

頭の中には、たくさんの『疑問』が浮かんでいた。