烏野の監督。【ハイキュー‼】【黒子のバスケ】二巻 (ページ1)

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終わりの笛がなると、計ったかのように連絡がきた。
そんなタイミングで連絡を寄こされると、部員を放っておくことになるだろう。と、リトに告げ
私は取り敢えず一言二言話し、体育館を後にした。

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そして現在は車の中。
私とリト、そして運転手の茶錐(さきり)さん。
私はもともとあまり話さない性分で、リトも
基本は無口だ。
それに加えて、茶錐さんはリトのことが気にくわないらしく、リトは茶錐さんがいるときは私に話しかけようとしない。

だが今は京都に向かう途中、それもプライベートではなく仕事の件だ。
今話しておかなければいけないこともある。

赤「莉等、君はあの子達のことをどう思う？」

叡山「あの子達？…あァ、バレー部か。」

彼が普段通りに話そうとすると、茶錐さんの鋭い目線がいく。
それに気付いたリトは、冷や汗を流しながら
口調を変えた。

叡山「俺…否、私は彼らのプレースタイルをまだ見ておりませんので、言える事はありませんが、
強いて言うなら、そうですね…。」

リトが話しているのを聴きながら、私は茶錐さんを見た。

余談だが、私は自分の意見を堂々と言う人間の方が嫌いじゃない。
口が過ぎるのは、気にくわないがな。

だが、世の中には私とは正反対の考えを持つ人間もいるだろう。
わかりやすい例えが茶錐さんだ。
茶錐さんは、莉等が私に自分の意見を臆せずに言う事が癪に触るのだろう。

しかし意外なことに、彼の弟、侑莉は気に入っているらしい。
人懐こいからな、あいつは。

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叡山「まぁ、これからどんどん伸びていくと思いますよ。彼らはまだ高校生だ。」

そう話したリトは、私の方をちらりと見てぽそりと言った。

叡山「同じ高校生でも、お前の義弟(おとうと)は拗らせすぎているがな。」

赤「…征十郎は、拗らせているんじゃない。
あれは、私が憎いだけだ。
実の母親を奪った、家族でもないこの私を。」

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過去編入ります！！