【文豪ストレイドッグス】敦の姉はポートマフィアの一員で……

８話 ページ9

アオハルかよ…貴女side


『………ｯえ？』


中也に腕を引かれて、抗えないまま中也の腕の中へ


？？？


何が起きてる？


私の脳内の容量じゃあついていけない情報量


中「手前………襲われてェのか」


『えっ、いや、そんなつもりじゃ』


中「……はぁ………風呂入ってくる」


『お、おう』


私の背中に回していた腕を解き、そのまま立ち上がって浴室の方へ


…………。


なんで今私抱き締められたんだ？


恋人同士でもあるまいし


一体彼は何がしたかったんだろう


私の事が好き？


いやいやいやいやヾﾉ・ω・`)


だってあの中也だぞ？


こんな何の魅力も無い私なんかを好きになるわけないじゃない


自惚れ過ぎ


フワッ


体操座りしている私の肩に蝶が一頭


(てか、蝶って一頭ニ頭って数えるのかよ知らなかった by作者)


私は無意識のうちに異能力を発動してしまっていた


私の異能は人を殺しも生かしもする力
異能力”舞”は

燎(ｶｶﾞﾘﾋﾞ)と巫(ｶﾝﾅｷﾞ)と言う二種類に分けられる

”燎”は紫色の蝶を生み出す異能で


その蝶の鱗粉に触れると、身体が痺れて動けなくなるという異能


”巫”は青白い蝶を生み出す異能で


蝶の鱗粉に触れると、身体がフル回復するという異能


どちらもとても強力だが、私自身の体力そして血液で生成されるから


使い過ぎると貧血でぶっ倒れる


何時も治癒する毎日だからあまり外に出ない


まぁ、今日は別☆


でも、発動してないのにどうして



『悪い子だなぁ………』


そう言って蝶の羽をつつく


『ふわ………ねむ……』


すごいシリアスになってしまったから、何かいいギャグないかなーと思ったけど


睡魔には勝てないAはもう寝るでござるー


『おやすみ……』


心地よい香りに包まれながら、私は意識を飛ばした

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ｼｬｰｰｰｗ(シャワーの音ｗ)中也side


……何なんだよAは


背負って帰ってる時に、


『中也の背中いい匂いするね〜』


だとか


『髪の毛フワッフワだね〜』



あいつはとことん俺の理性をブチ壊しにかかる


さっきはガチで手が出そうになったが、ギリギリ抑えた

中「はぁ………クソッ…」


抱き締めた時の言い訳は寝ぼけてたって事にしておこう


俺はアイツに惚れてんのか？









中「調子狂う…」

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