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16話 ページ17

私って意外とモテるんだぁ貴女side


『離して』


太「其れは出来ないよ。Aちゃん逃げちゃうからね」


私は出来る限りの力で彼を押すがびくともしない


私の異能力の対策をしての此処まで追い込んでるんだから当然異能は使っちゃマズい


でも異能が無ければ私はか弱いかどうかは分らないけど只の女の子


大の大人にかなう訳が無い


しかも、片手を掴まれてしまっては、逃げようがないんですけど


(;´^ω^`)(ヤバイヤバイヤバイマジヤバイドウシヨウ…

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やっと捕まえた太宰side


彼女のデータは体術A、異能力A、思考判断Aといったまるで模範用紙を見ているようだった


私が考えた作戦をこの少ない情報量で見破ったのは驚いた


でも、この状況下で何も対応できてないのは彼女の欠点でもある


しかも手に全く力が入っていない


多分彼女は合気道といった相手の勢いを利用する系の武術を身につけているんだろう


そして私の前では通じない異能力


彼女は実に無防備だ


『………治』


太「ッ!」


太宰の手が少しだけ緩むのをAは見逃さなかった


パシッ


Aは手を振りほどき、立ち上がる


君は本当に狡いね


Aは物凄い不機嫌な顔で太宰を見ている


『…………』


太「やだな、そんな目で見ないでくれ給えよ」


まるで虎………流石姉弟だ


太「もう一つ聞きたいのだけれど……此の写真は何だい?」


『ッ!?いつの間に取ったの!?』


太宰が持っているのはさっきAの着ている白衣のポケットから抜き取った写真


そこには黒髪の子と白い髪の子が写っている


2人とも髪と目の色が違うだけで、とてもそっくりに笑っていた


太「此れ………敦くんとAちゃんだよね」


『………違ッ……』


Aは明らかに動揺している


顔は真っ青だ


太「如何して敦くんがこの事を知らないのかを教えてくれないかい?」


太宰はAの目を真っ直ぐ見つめる


『………太宰に隠しても無駄だよね…。分かった。言うよ……』

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ルガオ(プロフ) - あぷりこっと@ぜるだぁりさん» いえいえ!頑張ってください( ´艸`)← (2018年7月23日 23時) (レス) id: 68e75edf6f (このIDを非表示/違反報告)
あぷりこっと@ぜるだぁり(プロフ) - ルガオさん» 了解しました♪ありがとうございます♪ (2018年7月22日 22時) (レス) id: 966ade018a (このIDを非表示/違反報告)
ルガオ(プロフ) - あぷりこっと@ぜるだぁりさん» あと、白衣を上から着てます! (2018年7月21日 23時) (レス) id: 68e75edf6f (このIDを非表示/違反報告)
ルガオ(プロフ) - あぷりこっと@ぜるだぁりさん» 了解です!髪の毛の色は黒の肩下ぐらい。前髪は敦くんみたいに斜め。赤のメッシュが横髪に入ってる。赤い目。服装は白のワイシャツに黒いネクタイ、黒のタイトスカート。黒の革靴。って感じです!宜しくお願いします!!! (2018年7月21日 23時) (レス) id: 68e75edf6f (このIDを非表示/違反報告)
あぷりこっと@ぜるだぁり(プロフ) - 本当ですか?ありがとうございます♪では設定のところに書いてる部分に加えて詳しく教えていただいていいですか? (2018年7月16日 22時) (レス) id: 966ade018a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルガオ | 作成日時:2018年4月15日 9時

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