【文豪ストレイドッグス】敦の姉はポートマフィアの一員で……

１７話 ページ18

見えない鎖に繋がれて貴女side


『私は昔、親に捨てられた。


敦と一緒に。


そして少しの間だけ孤児院に居たの


でも、孤児院に入って8ヶ月くらいたった頃


私は見ず知らずの人に貰われたの。


貰われた家………いや、施設の方が正しいかな。


私が連れてこられた施設には私と同じ位の子供たちが沢山いた


そして数人の大きな男達


その男達はこう言ったの「お前達は今から暗殺者になる。逆らう者は皆殺す」ってね


あの時はめちゃくちゃ怖かった


そしてそんな脅しを掛けられたら従わないわけにはいかなかった


そして男達は私達に色々な事を教えてくれた


ナイフの握り方や銃の使い方、ハニートラップなんかをね


そこは暗殺者を育てて高い金で売り飛ばすという暗殺者育成所だった


めっちゃ厳しかった。孤児院以上にね


毎日牢獄のような場所で寝かされて朝4時から訓練


ヘトヘトになって眠りにつくのが12時過ぎ


そして、その施設にはルールがあった


月に1回必ず行われる残酷なルール


それは


《ロウエストハンティング》


意味は最下位狩りってとこ


私の施設はポイント制で


全員に順位が付けられていたの


その最下位は暗殺が出来なかったり、


特別任務って言って実際に人を暗殺する任務で失敗しちゃったりすると


ポイントがマイナスになっていくの


そんな子は要らないよね


だから最下位の子は成績トップの子に殺されてたの


そして、常にその役をしていたのは









私だった』







〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ＮＯside


男「今月の最下位はお前だ。築島皐月」


築島皐月「え…………うそ……」


『……………』


ｶﾁｬ


Aは静かに安全装置を解除する


皐「A………？……止めてよ…友達……でしょ？」


『…………』


皐「ねぇｯ…………如何して黙ってるの？


A……」


そっと銃口を彼女の額に突き付ける


『…………皐月









ごめんなさい』



ﾊﾟｧﾝ!!!


部屋に銃声が鳴り響く


男「お前は常に1位を保っているな、中島A。お前は優秀だ」


そう言って男はAの頭に触れる


ﾊﾟｼｯ


『触れないでください』

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更新遅れてすんませんっっでしたあ!!!
期末でした☆

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