９８歩 ページ21
＿＿＿
『でも、ユニット組んだとしてもライブできるまでになるかな？』
文化祭まで２週間弱を残して、ユニット曲から作り始めるというのは難しいような気がする。
「そこは２人の力で頑張ってよ」
「投げやりかよ」
「おや、やめるかい？」
「Aと一緒ならやるって言ってんだろ」
テオ・・・英智くんにまんまと乗せられているような気がしなくもないんだけど。
作曲かあ、こーちゃんにでも頼んでみよう。
「じゃあ僕はこれで失礼するよ」
『うん。２人ともじゃあねー』
「無理すんなよ。じゃ」
テオと英智くんが教室から出て行くと、入れ替わるようにしてＵＮＤＥＡＤの４人が近寄ってきた。
なんか、アイドルの握手会みたいだね。
皆忙しいだろうに、よっぽど大事な用なんだろうねきっと。
「Aくんは人気者じゃのう」
『それさっき英智くんにも言われたんだけど、たまたまだって』
「うんうん。試練の多い恋ってことだね？」
羽風先輩が会話に入ると話が脱線する。
というか、会話がかみ合わない。
「羽風・・・先輩は黙ってろ。おいA、文化祭は誰とまわるんだ？」
『文化祭？ ううん、特に決めていないけど・・・』
文化祭の最終日は一般開放して模擬店やライブを行う。
僕のクラスはコスプレ喫茶なのだが、交代制で店番をやって空いた時間は自由に校内を回ることができるんだ。
なりゆきでテオと一緒だと思っていたけど、どうやら彼は彼で忙しいらしい。
「よし！ ・・・じゃなくて、俺様が一緒に行ってやってもいいぜ？」
『晃牙くんが？』
「おっと、わんこは抜け駆けかのう？ どうじゃAくん、我と一緒に行こうぞ」
「２人じゃなくてさ、俺と文化祭デートでもしない？」
アドニスくんは無言で僕の手を握ってアピール(？)している。
『僕と行くよりほかの人と行ったほうがいいｎ』
「ちょっと待ったー！」
４人に圧倒されていると、スバルくん率いるトリスタの４人がＵＮＤＥＡＤと対峙するように睨んでいる。
え、これから何が起こるの？？(混乱)
「ぼ、僕と行こうよ！」
「俺が案内してやろう」
「俺、もっとAのこと知りたいんだよな」
「俺と行こう！ A！」
助けてくれるのかと思ったのに、案の定乗っかってきた。
ううむ、こういうときは・・・
『考えさせてください』
逃げるが勝ち。
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ノア(プロフ) - 雪兎さん» はじめまして、ありがとうございます！晃牙くん推しなので、あの可愛さが伝わったら嬉しいです！更新頑張っていきますー！ (2016年8月3日 10時) (
レス) id: f8f287b969 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎 - はじめまして！毎回楽しく読ませてもらってます！106話の晃牙君がとても可愛かったです！これからの、文化祭編もとても楽しみです！これからも、更新頑張ってください！ (2016年8月3日 9時) (レス) id: 83fd0e6026 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 抹茶善哉さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！もっともっと楽しんでいただけるように更新頑張ります！！ (2016年7月27日 22時) (レス) id: f8f287b969 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶善哉(プロフ) - はじめまして！楽しく？読ませてもらってます！(上から目線ゴメンナサイ)話の続きが気になるので更新頑張ってください！(上から目線ゴメンナサイ(二回目)) (2016年7月27日 21時) (レス) id: 8794c6d668 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノア | 作成日時：2016年7月3日 14時
