８０歩 ページ3
＿＿＿
「・・・Aから離れろ」
「チッ」
『・・・え、』
僕と距離をとった男が見つめる先にいたのは、
『・・・テオ』
「間に合ってよかった」
公園の入り口、蓮巳先輩の前に立っているのは銃を構えたテオだった。
ベンチの向こうに視線を移すと、男が持っていた銃が転がっている。
・・・ギリギリ助かったようだ。
「またお前かよ・・・興がそがれた、また来るよA」
『っ、』
小さく笑いかけ、男は去っていった。
＿＿その後、４人の女の子たちは佐賀美先生と椚先生によって事情聴取を受けた。
帰る時にあんずさんに散々謝っていたし彼女たちも被害者だからと先生方からの注意で済んだようだ。
そして僕、あんずさん、蓮巳先輩、そしてテオの４人は一番近い、テオが公園の近くに借りているという家で治療をすることになった。
〜〜
『・・・よし』
自分の治療を簡単に済ませ、テオと蓮巳先輩を他の部屋に移動させてあんずさんの治療開始だ。
『あんずさーん、起きてー』
「・・・ん、」
この場所とか、今回のことは一通りさっき済ませてある。
あんずさんは瞬きを数回繰り返してから、ゆっくりと体を起こした。
「どう、したの？」
『怪我したでしょ？ 手当てするから、服を脱いでもらえる？』
「・・・え」
『・・・ん？』
顔を真っ赤にして後ずさるあんずさん。
はて、僕変な事でも言っただろうか？
・・・。
・・・あ、
『ご、ごめんっ！！ 違うんだよ、ええっと、』
そういえば男として通っていたんだった。
軽く変態発言をしてしまった。
学園で女の子１人は辛いことも多いだろうし、ここで暴露してもっと仲良くなろうかな。
『実はかくかくしかじかで・・・』
「そ、そうだったんだ」
神妙な面持ちで頷くあんずさん。
・・・いや、これからはあんずちゃんって呼ばせてもらおう。
「天ヶ瀬く・・・あ、えっと」
『名前で呼んでもらえた方が嬉しいなー』
「じゃあ、学園にいるとき以外はAちゃんって呼んでもいい？」
『もっちろん』
この子可愛いわ〜。
おっと、本題に戻らないと。
『それじゃあ治療を始めるね』
「よろしくお願いしますっ」
＿＿＿
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ノア(プロフ) - 雪兎さん» はじめまして、ありがとうございます！晃牙くん推しなので、あの可愛さが伝わったら嬉しいです！更新頑張っていきますー！ (2016年8月3日 10時) (
レス) id: f8f287b969 (このIDを非表示/違反報告)
雪兎 - はじめまして！毎回楽しく読ませてもらってます！106話の晃牙君がとても可愛かったです！これからの、文化祭編もとても楽しみです！これからも、更新頑張ってください！ (2016年8月3日 9時) (レス) id: 83fd0e6026 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 抹茶善哉さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！もっともっと楽しんでいただけるように更新頑張ります！！ (2016年7月27日 22時) (レス) id: f8f287b969 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶善哉(プロフ) - はじめまして！楽しく？読ませてもらってます！(上から目線ゴメンナサイ)話の続きが気になるので更新頑張ってください！(上から目線ゴメンナサイ(二回目)) (2016年7月27日 21時) (レス) id: 8794c6d668 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノア | 作成日時：2016年7月3日 14時
