ハイキュー！ (ページ11)

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８話ページ11

国見「…やっぱり、愛莉先輩は、仕事をしてないんてすか。」

A「ちょっとくらいはしてるんじゃないかな。
レギュラーメンバー分の少しくらいは、ね。
まあでも、それ含め大体は真城さんやたまに二軍の子達が手伝っていたみたいだけど。
その証拠に、今日私は何も教えてもらってないくらいだからね。」

国見「…でも、真城が居たんじゃ」

A「真城さんは一年生だし。それに真城さん、あの量のスポドリ作ったり一生懸命にやってたから教える暇無いしね。」

国見「…じゃあ、何であなたは仕事出来てたんですか？それこそ、真城達に任せたりとかしてたんじゃないですか。」

A「やっぱり君はそれでもまだ彼女のことを守りたいんだ。
でも残念だけど、私は人に仕事を押し付けるほど愚かじゃないんだよ。
私の知り合いにバレー部のマネージャーの人がいてずっと見てて、覚えてたからできただけ。」

これは全て実際の話。

国見「…気付きたく、なかったんです。」

A「うん。」

国見「本当は分かっていたんですけどね…中学からそうだったことも。」

A「うん。」

国見「…はあ、認めたくない…。」

ずっと信じていたモノを覆されたとき、人は心から傷付く。

でも、そうやって、人は強くなっていく。