第壱話 ページ2
五大国の一つに数えられる「火の国」と呼ばれる国に存在する忍の隠れ里・木ノ葉隠れの里
『……(スタ…)』
木ノ葉隠れの里の正門前には、他国。氷の国・雪隠れの里の下忍・白雪Aが立ち尽くしていた。
?〈A、入らないのか?〉
(タダラ様、他国である私が本当に入ってもよろしいのでしょうか?)
?〈そりゃあ、Aも三代目火影や四代目火影によって、今日から始まる千年間の寮生活に招待されているからな。きちんと招待状も持参しているだろう?〉
(ええ、確か、里の周囲には結界が張られていらっしゃって、無断の侵入者は即座に感知されるとお聞きしました)
?〈嗚呼、しかし今日は雪隠れ以外の下忍も千年間の寮生活に招待されており、正門はずっと開いている。入ったら一先ずアカデミーに向かおうな〉
(ええ)
『………(ソロ…・スタ…)』
Aは勇気を振り絞り右脚を一歩前に踏み出し木ノ葉隠れの里へと入った。
(……お入りになりましたが何も起こりませんね……)
?〈だから言っただろう?よし、そこら辺の落ち葉を使用し、複写機の術を使い鷹に乗ってアカデミーに向かうか〉
(ええ、承知致しました)
『(パシッ…・スッ…)複写機の術』
(ボン!!!!)
Aは目の前に落ちて来た落ち葉をキャッチし、複写機の術を使用しただの落ち葉を一人乗れる程の白鷹に変化させた。
『失礼いたします、アカデミーまでお願い申し上げます(ストン)』
Aが白鷹に乗り言うと白鷹は空高く舞い上がりアカデミー(忍者学校)へと向かった。
『!』
(あちらが忍者学校、アカデミーでしょうか)
?〈嗚呼、そうだ。建物から色々な忍者の気配がするな。火影の気配までするぞ〉
マイト・ガイ「木ノ葉隠れ、砂隠れ、音隠れ、霧隠れの連中は揃った。後は、雪隠れだな」
はたけカカシ「ん?アレは?白鷹か?」
うみのイルカ「え?カカシさん。木ノ葉隠れに白鷹何て飛んでいましたっけ?って!本当だ!」
猿飛アスマ「何故こんな所に白鷹が……」
ヤマト「!白鷹、降りて来ますよ」
忍者学校・アカデミーの入り口には、木ノ葉隠れの里の上忍・はたけカカシ先生、マイト・ガイ先生、猿飛アスマ先生。中忍・うみのイルカ先生とヤマト先生が受付を行っていて、空に飛んでいる木ノ葉隠れでは珍しい白鷹に目を向けていた。
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作者名:蔡 | 作成日時:2021年10月13日 22時