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#硝子は君 ページ3

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高島「まだ高校生なのに、よく頑張ったわね」
「辛かっただろうね、こんな傷沢山作って」

高島先生は私の手首にある傷をなぞる

高島「松村さんの本当の姿見せてくれてありがとうね」

『高島先生、私の方こそありがとうございました』

高島「ふふっ、Aの一番の理解者であれるように私は頑張るわね」

Aって呼んでくれた
私は胸の奥がポカポカと暖かくなった

お風呂を出て、食堂に戻った
そこには沢山人がいた

·····

部員「あ、あの子、?」(小声

部員「え、めっちゃ可愛いじゃん」(小声

片岡「松村、来い」

『はい』

片岡「今日から、青心寮に急遽住むことになった2年の松村Aだ」

片岡先生は深入りせず、名前だけ部員に伝え
私がここをやってきた理由は一切触れなかった
多分高島先生が片岡先生に近々伝える事は分かっている、生徒にバレなければそれでいい。

俺らから離れて座る松村さんの姿
近寄ってみた

御幸「俺、知ってるかな」

『知ってるよ、同じクラスの御幸一也君』

御幸「知ってもらえてたんだ」

なんだろう、この気持ち
それより気になった事が他にあった
皆が知りたがっていることだろう

御幸「なんであの雨の中居たの?」

『言えない』

御幸「なんで」

『言いたくない』

その言葉でこの話題は打ち切られた
学校での松村Aは誰もが憧れとする
だが、それ以外では真っ暗な闇の中に居て
何も見えなくなった息もしない人間の様だった

俺の視線に居た松村さんは小刻みに
さっきから震えている
何があったかはもう聞かない、今はただ
抱きしめたくなった

『っ、へ、』

御幸「臭くねぇから安心して」

俺の腕の中で小さくなった松村さんは
学校とは違って脆く離してしまえば
すぐに壊れそうなガラスみたいだった。

倉持「松村、なんか別人みてぇ」

『·····倉持君こそ』
髪型について指摘した

倉持「うっせー」

御幸「え、二人仲良くなり過ぎじゃない?」
「俺も混ぜてよ」

私たちは思った以上に会話が弾み5号室へと
移動になりそこには見たことない人が沢山居た
私は御幸君の背中に引っ付いていた

沢村「おかえりなさいっす」(笑顔

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#知ってはいけない→←#傷だらけの少女



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設定タグ:ダイヤのA , 青道高校 , 逆ハーレム   
作品ジャンル:恋愛
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幸ぴろ - はじめまして! あの…なんかいきなり入ってきてスミマセン… 最新話の題名?って言うんですかね? それが“7”になってるんですけど… 6飛ばしてませんか? (2020年3月9日 23時) (レス) id: ba2c8d8630 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい。違反だという意識はないんですか? (2019年9月24日 7時) (レス) id: 3536384efa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瞳 奈 | 作成日時:2019年9月24日 7時

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