検索窓
今日:10 hit、昨日:1 hit、合計:43,256 hit

陸話 ページ8

.




「着きましゅたね」


「着いたね」



正確には森さんの部屋じゃなくてポートマフィアの拠点に。

私が歩くの遅いのと、靴がプキュプキュ言うためやはりここまで『太宰治に抱っこの刑』が下されていました。

お面はご飯食べるとき邪魔だったけどそこまで支障もなかった。



「やっときたか」



後ろから中也の声が聞こえた。



「なんだい脳筋。わざわざ待ってたのかい?」


「んなわけねぇだろ!自惚れんな!!」



いやいや、さっきやっときたかって言ったじゃん。思いっきり待ってたぜ…って言ってるのと一緒じゃん!

やっぱり彼はツンデレなのかと思う。

テクテク静かな通路を3人で歩く。いや、私は歩いてないか。


というか太宰さんいい香りがする。これはあれですか?フローラルの香りとか言うやつですか?好きです。

そんな変態なことを思ってると私の好奇心が膨張して周りをキョロキョロ見てしまう。

そんな私に太宰さんも中也も少し警戒してるけどそこまで、って、言うほどじゃない。



「う?」


だけど、私が太宰さんの腕の中から落ちそうになると急かさず中也が異能力を使って助けてくれた。

危ない、危うく顔面から地面とチュー!だったよこんにゃろ。

中也は何も言わず床に下ろしたがプキュ〜ュという音がしたためすぐに浮遊させた。



「ブフッ」


「太宰しゃん」



今のタイミングで笑うか普通。



.

漆話→←伍話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (113 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
154人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:拳銃 | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年7月12日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。