[H×H]貴『君達誰ですか。』ｼｬ「俺はシャルナーク、あっちはフェイタンとクロロ！よろしくね！」貴『あ、もしもし。警察ですか』ﾌｪ「おい、何してるか」貴『通報』ｸﾛ「はやまるな」貴『君達が言うセリフじゃないと思いますがね』

嫌な予感的中。 ページ46

ｼｬ「‥‥‥‥‥‥冗談、だよね？
最後‥だなんて。」




『おそらくあと、数分が限度でしょうか。






‥‥‥‥‥おかしいですねぇ。



本当は、最後は一人で死のうと思ってましたのに。』




ｼｬ「‥‥ずっと気になってた。



君は‥なんで、そんなに平然としてられるの？」



Aは俺達とは違う。




念も使えないし、俺達の知っている世界の人間より脆い。



なのに、




「なんで死ぬことが、こわく、ないの」





『‥シャルナークさんは、どこか昔の私に似ていますねぇ‥‥。』




電話越しにAの、少し楽しげな、でも力なく笑う声がした。




『‥シャルナークさん。
私は死にたかったんですよ。


だから、死ぬのは怖くない。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥母さんがいたんです、昔。



母さんは最後、私を庇って死にました。



優しかったと言われた父さんは、私のせいで大量殺人鬼に。



私は思いましたよ、生まれてこなければよかったなと。』




だんだんと、Aの声がかすれていく。




嫌だ。





『＿＿＿＿"やっぱり、そっちの方がいいですよ。
元気な方が、、君らしい。"



‥‥‥覚えてますか。前にも言いましたが、私はやっぱり元気な君の方がいいですよ。』





「バカ‥‥‥‥っ！！！！」






生まれてこなければよかった、なんて言うなよ。




俺はまだAに、





『‥‥‥もし、もう一度だけ。

生まれ変われたら‥今度は生きてもいい、権利がほしい。

シャルナークさん達は、嫌がるかも知れませんが、




シャルナークさん達ともう一度だけ会いたい。



そろそろ‥‥意識が薄れて、きたんです。


きっと、潮時でしょうか。





‥‥‥シャルナークさん。』





「‥‥‥‥‥‥‥‥な、に‥‥‥‥‥？」







嘘だ、死ぬはずない。






嘘だ、嫌だ、





だって君が死んだら、









君ともう話す事が、出来なくなるなるから。








ふっとAのいつも通りの落ち着いた平然とした、寂しそうな声が聞こえる。






『‥‥ありがとうございました、




なかなか楽しかったですよ、君達といる時。





だから





君も幸せになって＿＿＿＿＿』








「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥A‥‥‥‥？」

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