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第15話 気合い入れていこう ページ16

次の日
マミは昨日言っていた予定があるから出かけて行った。ピーンポーン。チャイムの音だ。
「おーい。Aー。迎えに来たよー」
どうやら杏子が来たようだ。
「はーい。今荷物持って行くからちょっと待っててね」
私は荷物を持ってドアを開けた。
「ヤッホー」
「おはよう、杏子」
「おはよう。じゃあ、家に向かおっかー」
「レッツゴー」

数分後
「!」
「魔女の反応!」
「行くよ!」
「うん」
私たちは魔女の結界があるところまで走って行った。
「ここか」
「うん。行こう」
「うん」
そして、私たちはしばらく歩いた。
「うぅ。緊張するなぁ」
「あ!そっか。紬は今回が魔女と戦うのは初めてだもんね」
「うん。でも、杏子がいるから大丈夫だよね!」
「うん。さて、そこらへんにいる使い魔も倒すよ!」
「おー!」
その後、案外すらすら倒せていった。そして、魔女のいる場所までたどりついた。
「よし、気合を入れていこう」
「うん」
私は氷のツララのようなものを複数出した。そして、それを全て魔女へ向けて放つ。ちなみに何で氷なのかというと初めて魔法を使った時に炎、水、氷、風、土、雷、などありがちなものを使ってみたが、氷くらいしか上手くいかなかったのだ。・・・かなし。まあ、何も使えないよりかはいいんだけど・・・。さあ、そんなこと思ってないでやるか。
「お、いいところに狙いがいったね」
「うん。杏子、とどめ任せたよ」
「うん。えい!」
と言って杏子は自分の分身を出し、槍を一斉に魔女に振りかざした。そして、魔女の結界が消えていき、グリーフシードを落としていった。
「無事倒せたね」
「うん。はい、どうぞ」
と言って杏子は私にグリーフシードを渡してきた。
「え?いいの?私が使っちゃって」
「いいに決まってるじゃん」
「でも、杏子も一緒に倒したんだし・・・」
「気にしない、気にしない。それに魔法少女成り立てだと魔力を効率よく使えなくてすぐにソウルジェム
濁っちゃうし」
「ありがとう。でも、杏子は大丈夫?」
気づかず濁っていて魔女化、なんてシャレにならないからね。
「あたしの?うん。大丈夫だよ。ほら」
と言って杏子は自分のソウルジェムを私に見せた。
「ほんとだ。じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうね」
「うん」
そして、グリーフシードをソウルジェムに近づけたらすぐに濁りが取れていった。
「わあ、すぐに綺麗になった」
まあ、そんなことはあったがその後は無事に杏子の家にたどり着いたのであった。

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作者名:ねこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rinnsatuki/?fp=  
作成日時:2023年4月1日 18時

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