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高専内 五条邸にて。
虎杖「ひろっ！！ひろーー！！なにこれ！」
「あはは、広いよねえ。物も置いてないし」
悠仁の修行のため、先生の部屋に案内する。
伊地知さんは、悠仁の荷物を取りに。
悠仁は部屋をグルグル楽しそうに回りながら、思い出したかのように問うた。
虎杖「なんで祇園さんは五条先生の部屋知ってんの？」
「皆知ってると思うよ？」
虎杖「ふーん、そーゆーもんなんだ」
そう、そういうもんなの。
悠仁はまだ、この世界のことあんまり知らないもんね。
「弟子だから」とか「特別な存在だから」、先生の部屋を知っているとかだったら、私も嬉しいんだけど。
胸で呟いて、悠仁に相槌をする。
すると。
虎杖「……好き同士なんじゃないの？」
「ーーーごほっ」
何も飲んでないし食べてないのに咳き込んでしまった。
私の顔をまじまじと見てから、さも当然かのように言う悠仁。
「…なんで？」
虎杖「え？いや、お互いがお互いを信頼してるっつーか…。先生が祇園さんをめちゃくちゃ大事にしてるのは分かるから」
「……そ、っか」
虎杖「ご、ごめん俺、なんかマズイ事言った？」
「ううん。全然。
好きなのは、私だけだよ。片思いなの。ずっと」
あ、言っちゃった。
初めて、人にこの気持ちを言ったかもしれない。硝子さんあたりは、とっくに気づいていると思うけど。
悠仁は「え！なんかごめん！」と申し訳なさそうに、そしてどうしていいかわからずアタフタしている。
「あははっ、全然だいじょ……ぶ…あれ？」
自分の頬に、涙が伝う感覚がする。
悲しくないのに、なぜだろう。
両手でパッパッと払い、更に焦る悠仁に「ごめんね」と何度も詫びた。
虎杖「…あの、祇園さん？」
「ん、ごめん…大丈夫」
ティッシュもハンカチもねぇ！と叫ぶ彼を見て笑う。
私の涙が止まったのを見て、悠仁はおずおずと私の顔を見た。
虎杖「…なんで、言わないの？好きって」
「…なんでだろう…」
虎杖「先生も絶対祇園さんのこと好きだと思うんだけど、違うの？」
「あはは、それはないかな。好きの種類が違う」
虎杖「そうかなぁ…」
不満そうな顔をするので、私は悠仁に笑顔を向けた。
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佐々(プロフ) - i☆Risさん» 嬉しいコメントありがとうございます！そうなんですー、カッコいい先生に会いたくて…！（笑）アホな先生も好きですけど(^^)また読んでいただければ嬉しいです。 (2021年1月2日 16時) (
レス) id: f2993908b2 (このIDを非表示/違反報告)
i☆Ris(プロフ) - 一気に読んでしまいました！面白いです(゜∇^d)!!五条先生カッコいいしキュンキュンします〜☆彡夢主になりたい〜(笑)楽しみにしてます頑張って下さいね！ (2021年1月2日 7時) (レス) id: aed115f5b0 (このIDを非表示/違反報告)
佐々(プロフ) - ミラさん» コメントありがとうございます！夢なのに現実みを意識してしまいました（ ; ; ）笑 (2020年12月31日 16時) (レス) id: f2993908b2 (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - 見ていてキュンキュンする2人ですね！！どちらかと言えば先生に振り回されてる夢主ちゃんですね笑笑 たまには振り回す側も見てみたい気持ちもします(o^^o)更新頑張ってください！ (2020年12月30日 21時) (レス) id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐々 | 作成日時：2020年12月20日 19時
