検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:84,285 hit

ページ25

:


「……え?」


「ス、すまん俺もわからんねんて……えーと、混ぜたハーブティーが無かった!」


「ハーブティー?最後…え、…わからん」


さすがに北でも1発では理解できなかったようで、ジェスチャーで尾白にもう一度と合図する


「やから、混ぜたハーブティーが無かった!」


「……おん、わかったわ」


理解したのかキリッと目を尖らせグッとサインを尾白におくり、北は8番手のAの肩を叩いて呼ぶ


「混ぜたハーブティーが無かった」


『……???……え?もう一度』


誰も1発では理解出来ないのか、ここももう一度とせがむがどうやら北は尾白の言葉を理解出来たらしい


「?分からんかったか?……混ぜた…ハーブティーが無かった…」


『!……』コクコクッ


「わかったか?……良かったわ」


今度はわかったAは首を縦に降り、北もAの返答にホットする、そしてAは最後の9番手治の肩を優しく叩いた


『混ぜたハーブティーが無かった』


「は?」


『混ぜたハーブティーが無かった……』


「え?ハーフ人?あらんくん?」


「ちょう、もうっかい」と治は顔を顰めつつもAに人差し指を差し出し、返答を待つ


『ま、ぜ、た、ハーブ、ティー、が、無、か、った』


「おお!わかったわ!任せとき!」


そして最後だった治は理解しらしく、1番手の侑の肩を叩き、全員1周まわったのを確認した部員たちはイヤホンを外す


「は〜耳が死にそ〜」


「ほんま何言ってるんか分からんかったわ」


「ほんまそれ…」


「ほんじゃ、サム、お前の返答を教えてみろ!」


ゴクリと、喉を鳴らし全員治へ視線を向けると、治は意をけして口を開く


「禿げたハーフ人があらんくん」


「「「「「「「「ブフッ」」」」」」」」


「はあああ!?なんやそれ!どゆことやねん!!!!」


「無理なんやけどwwちょおwwwww」


「オホホwwwww全然俺と違うんだけどwww」


1番の被害者である尾白は治に、なんでそうなるん!?とグラグラ肩を掴み揺らす


「アラン落ち着き、まず侑が最初何言うたんか気にならへん?」


北の冷静な言葉に、尾白も確かにと言いながら大人しくなる


「せやな、何をどうなってそうなったんか知らんし」


「で?侑はなんて言ったの?」


「え?今日もバレーが楽しかった……」


「「「「「「「「アラン/くん/どこ行ったん」」」」」」」」

〇→←〇



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (320 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
471人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 稲荷崎 , 宮治
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

naonao(プロフ) - ハゲたwwwwwww (2021年10月17日 15時) (レス) @page25 id: d20e044f3d (このIDを非表示/違反報告)
にゃー - 高校は白鳥沢か梟谷がいいです。 (2021年9月21日 20時) (レス) id: d04dfe50cf (このIDを非表示/違反報告)
にゃー - こんばんは!もし書いて頂けるのであればガチの悪女になってみた☆みたいなので最後の最後でネタバラシ的なのをやって欲しいです…!全然、書けなかったらいいです!宜しくお願いします! (2021年9月21日 20時) (レス) @page49 id: d04dfe50cf (このIDを非表示/違反報告)
えるる(プロフ) - むちゃくちゃ面白いです!急展開来て番外編で腹抱えて笑ってたのに、今はドキドキしています!!更新ありがとうございます! (2021年9月7日 0時) (レス) id: dae120511d (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - イヤフォンガンガン伝言ゲーム面白すぎです...!腹筋割れそう (2021年9月5日 11時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なの | 作成日時:2021年8月24日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。