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29.〜一松side〜 ページ32

トド松が着替え終わり部屋から出てくると

「お待たせ!じゃあ行こう兄さん」

「うん」


寝起きでも着替えたら人が変わる末弟。
軽くホラー






ーー

おそ松兄さんの部屋に着き扉を開けた



「…よし、皆来たな」



部屋を見回すと、監視の為にトド松と交代したばかりであろうクソ松と
なんの話!?ねぇー!何々!新しい仕事っスか!?
と、騒ぐ十四松と、それをやんわりと嗜めるチョロ松兄さんが
既に先に来てソファに寛いでいた



なんだ、呼ばれたのは俺だけじゃないのか



なんだかよくわからないが呼び出されたのが俺とトド松だけじゃなかった事に安堵する自分がいた。




それと同時に、少しの不安と胸に痞えるもやもやとした感情が緊張となって顔の筋肉が強張るのを感じた




「…今日は、お前らに大切な話がある」




おそ松兄さんは俺とトド松が部屋に入るのを確認すると、また真剣な表情になった


その一言で部屋にはピリピリとした緊張感が走った


そんな重い空気の中
構わずおそ松兄さんは話し始めた







ーー



______……__

___ __

___




「…当たり前じゃん。
僕達がAにしたこと分かってる?
こんなこと当然だよね」


一斉にその場にいた全員の視線が集まるのが分かった


おそ松兄さんは心なしか悲しそう。
クソ松は不安そうに瞳を揺らして
チョロ松兄さんは信じられないと言いたげな目のままこちらを向く
十四松はおどおどと困ったように眉を寄せる
トド松は気まずそうに視線を逸らした



なんだよ、否定することすら出来ないくせに。





その後に言葉を連ねる者は居なかった







しばらくの沈黙が続いた



そして、おそ松兄さんが口を開いた


「残念ながら。それだけじゃない」




その先を聞くより先に顎の辺りまで下げていたマスクをつけ直し

兄弟達が話す中から外れ壁に寄りかかった



_____________



ーー


解散。

その言葉が発せられた後、俺は一番に部屋を出た





向かったのは俺たち一人一人に割り振られた部屋。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
一松のセリフは【8.〜カラ松side〜】参照

30.〜一松side〜→←28.〜一松side〜



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こたつ(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて光栄です!更新はもう少々お待ち頂けると嬉しいです (2016年6月1日 15時) (レス) id: 84292a694d (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - この作品とても心にきておもわずないてしまいました (2016年5月31日 20時) (レス) id: 99a581fe59 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ(プロフ) - エリカさん» コメントありがとうございます!テスト期間が終わり次第更新頑張ります!ありがとうございました! (2016年5月20日 1時) (レス) id: 84292a694d (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - 更新頑張ってください! (2016年5月19日 23時) (レス) id: 516a27e0b4 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ(プロフ) - 黒猫さん» コメントありがとうございます!自分の作品で泣いてくださる方がいるなんて…!恐縮です…。これからもぼちぼち頑張っていきます!ありがとうございました! (2016年3月24日 18時) (レス) id: d698e139af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こたつ | 作成日時:2015年12月24日 0時

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