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17.〜チョロ松side〜 ページ20

「まぁいいじゃん。
それより。はい、ちゃんと仲直りしろよー」

「「…」」

「さっきは、ごめん。」

「僕も、さっきはごめん兄さん。」



まぁ、こんなこともあって結局いつの間にか仲直りしている。


普段はそんなこと思わないけど
こういう時はちゃんと長男をできるおそ松兄さん。

そんな兄さんをほんの少しだけ。

認めたくはないけど見直す自分がいる。


「よっし!ちゃんと仲直りしたなー
じゃあ俺、ちょっくらお仕事してくるわー」

と、部屋を出ようと背を向けるおそ松兄さん

「えっ!兄さんまた仕事なの?」

トド松が驚いたように引き止めると


「おう、まぁ忙しいのよ
ボスって仕事は。」

にひひ。と、笑うおそ松兄さんの顔には少しばかり疲れが見えた。


「…頑張ってね」

と、兄を気遣うように笑うトド松

続けて僕も

「ちゃんと休む時間見つけろよ?」

倒れられても困る。と、言うと

「はは、そうだな気をつけるよ
じゃ、かわいい我が弟達に見送られてお仕事行きますかー」

と、此方を振り返り笑うおそ松をトド松と二人で見送った


そして、

「兄さん、おそ松兄さん。
最近。多分寝てないよ」

と、見送りが終わりパソコンの前に座ったトド松が呟く

「。そうだな」


僕にはそれしか返せなかった。


だって、そうさせているのは僕達なのだから。


もう一度ため息が漏れたが

今度はトド松が文句を言うことは無かった。



そして、そんなトド松の隣の自分の席で溜まりに溜まった今後の任務の予定などがびっしり書かれた紙の束の前に座る。


そして、一呼吸おいてからその資料の山に手を伸ばした




すると、その時

prrrrr


と、胸ポケットにしまってある携帯が震えた


取り出して着信者を見るとカラ松からだった。

「誰から?」

と、いつの間にか隣に立っていたトド松に聞かれたので

「カラ松から。」

と、返した。
すると、びっくりしたように目を見開き口を開いた

「カラ松兄さん、今日監視当番だよね。」

と、真剣な口調で言われた

その言葉を耳にしてすぐに
僕は通話ボタンを押し、携帯を耳に押しあてた。

18.〜第三者目線〜※暴力的な表現があります※→←16.〜チョロ松side〜



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こたつ(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて光栄です!更新はもう少々お待ち頂けると嬉しいです (2016年6月1日 15時) (レス) id: 84292a694d (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - この作品とても心にきておもわずないてしまいました (2016年5月31日 20時) (レス) id: 99a581fe59 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ(プロフ) - エリカさん» コメントありがとうございます!テスト期間が終わり次第更新頑張ります!ありがとうございました! (2016年5月20日 1時) (レス) id: 84292a694d (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - 更新頑張ってください! (2016年5月19日 23時) (レス) id: 516a27e0b4 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ(プロフ) - 黒猫さん» コメントありがとうございます!自分の作品で泣いてくださる方がいるなんて…!恐縮です…。これからもぼちぼち頑張っていきます!ありがとうございました! (2016年3月24日 18時) (レス) id: d698e139af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こたつ | 作成日時:2015年12月24日 0時

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