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14.〜第3者目線〜 ページ17

兄弟達の妹は普通の女の子でした
成績は良く頑張っている方。と先生方からの評価も高め
問題行動もなく、普通に過ごしているはずでした。



ところがそんな彼女には一つどうしても変えられない事がありました。


それは、





兄、おそ松の喧嘩沙汰でした。
おそ松は昔から喧嘩がめっぽう強く
どんなに大けがをしても必ず勝って帰ってくるのです。

始めは、おそ松の喧嘩好きを知っていた彼女は
兄の怪我を心配して手当てをしたりしていました。

しかし、まさかその兄の喧嘩が
自分の身を苦しめるとは思っても見なかったのでしょう





ーー

ある日、私は下駄箱に入っていた紙を拾った。
二つに折りたたまれていたので開いてみると


そこには{放課後、校舎裏に来て下さい}
とだけ書いてあった
最初は、果たし状とかかな?と、ふざけ半分で考えたが
果たし状という感じでもないしなということで行くことにした。


一応、兄さん達に言っておこうかな。

と、思ったが止めた。

おそ松兄さんは多分喧嘩してるし
カラ松兄さんは演劇部で主役を演るらしいから邪魔しちゃダメだよね
チョロ松兄さんはクラス委員だからダメだし
一松兄さんは…最近授業終わったらすぐ帰っちゃうからなぁ
十四松兄さんは野球部があるだろうし
トド松兄さんは多分また女の子とデートかな

まぁ、後で言えばいいか。




そして、私は靴を履き。
のんびりと校舎裏へ向かった


まさか、私が兄の喧嘩に巻き込まれることなんて知らずに









校舎裏に着くと1人の女がそこに立っていた

その女は
「やっと来たわね」
と言って睨むように此方を見た

『遅れて申し訳ありません。
私に何かご用ですか?』

「ええ、まあね。」
と言うと話し出した

「あなた、松野おそ松の妹らしいわね。」

『?…ええ、まあそうですけど…』

「あなたお兄さん、私の彼氏に手を出したらしいじゃない」

『は?彼氏…?そうなんですか』

「…もっと真剣に聞いてもらわないと困るわぁ」

『え?』

「その私の彼氏がねぇ、あなたに松野おそ松の代わりにお詫びして欲しいんだって」

キャハハハッと、耳障りな高い声で笑う彼女の背後から
数人の男が近づいてくるのが見えた


私はよくわからないまま、自分の身が危険なことだけを察知して逃げた。

しかし、女の子が私の手首を掴み痛いくらい思い切り握ってきた


『いった…!っ離して下さい!』

必死に叫ぶも、もう遅く、
ニタニタと笑う彼女のすぐそばには7人程の男が私を囲んでいた

15.〜カラ松side〜→←13.〜カラ松side〜



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こたつ(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて光栄です!更新はもう少々お待ち頂けると嬉しいです (2016年6月1日 15時) (レス) id: 84292a694d (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - この作品とても心にきておもわずないてしまいました (2016年5月31日 20時) (レス) id: 99a581fe59 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ(プロフ) - エリカさん» コメントありがとうございます!テスト期間が終わり次第更新頑張ります!ありがとうございました! (2016年5月20日 1時) (レス) id: 84292a694d (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - 更新頑張ってください! (2016年5月19日 23時) (レス) id: 516a27e0b4 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ(プロフ) - 黒猫さん» コメントありがとうございます!自分の作品で泣いてくださる方がいるなんて…!恐縮です…。これからもぼちぼち頑張っていきます!ありがとうございました! (2016年3月24日 18時) (レス) id: d698e139af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こたつ | 作成日時:2015年12月24日 0時

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