13.〜カラ松side〜 ページ16
兄貴は話が終ると
仕事に戻るように。とだけ言って部屋を出た
弟達はその言葉を聞くや否や動き出した
チョロ松はアジトに残って実験をするらしい
一松と十四松は2人で任務に向かった
トド松もアジトに残りインターネットでの情報収集
最後に部屋を出た俺は愛するmy sisterの部屋の監視当番なので
監視する為に作った偽物の部屋へ向かった
…
ハァ
と、口から息が漏れる。
何故、俺たちはこんな事をしているのだろうか
(何故?)
(そんな事決まっている)
(家族だからだ)
じゃあなんで家族で殺し合いなどを演じなければいけないのだ
(そんなこと決まっている)
(愛しているからだ)
愛、なんて本当にあるのか
(さァね。)
(そんなこと)
(知らないよ)
。
俺には、何人もの人格がいる。
正しく言うと心の中にだけ存在する。
己が探す答えを教えてくれる。
でも、それは決して正解ではないことも知っている
じゃあ何故問うのか。
それは、
(自分を守るため。)
(愛する者を守るため。)
(失ったものを埋めるため。)
これだけは、聞いても答えは出ないんだ
気がつくと既にマンションの裏口についていた俺は
パチン。と音がなる位に頬を引っ叩いた
「よしっ!」
と、呟いて
裏口の扉を開けた
俺は静寂と孤独を愛する男。
(静寂はキライだ。)
(孤独もキライだ。)
(でも)
(愛する者のためなら)
(なんだってしよう)
(絶対に守り抜く)
(そのためなら)
(自分が傷ついても)
(構わない)
明日のことはノープランだ。
(そんな俺が)
(明日に希望を)
(抱いていいはずがない)
君たちもそうだろう?
(君たちもそうだろう?)
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こたつ(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて光栄です!更新はもう少々お待ち頂けると嬉しいです (2016年6月1日 15時) (レス) id: 84292a694d (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - この作品とても心にきておもわずないてしまいました (2016年5月31日 20時) (レス) id: 99a581fe59 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ(プロフ) - エリカさん» コメントありがとうございます!テスト期間が終わり次第更新頑張ります!ありがとうございました! (2016年5月20日 1時) (レス) id: 84292a694d (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - 更新頑張ってください! (2016年5月19日 23時) (レス) id: 516a27e0b4 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ(プロフ) - 黒猫さん» コメントありがとうございます!自分の作品で泣いてくださる方がいるなんて…!恐縮です…。これからもぼちぼち頑張っていきます!ありがとうございました! (2016年3月24日 18時) (レス) id: d698e139af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こたつ | 作成日時:2015年12月24日 0時