神威「俺の女？………宇宙一強い女だよ^^そしてこの世で一番美しいんだ」

本当はね… ページ23

？「君が何と言おうが私の知ったことではない。君は重大な罪をおかしたんだ」




貴「これは血縁関係者のみでの話です」



？「そう言いたいところだがね、君の父上は我々と契約していたんだ。勝手にリーダーを殺されて納得できる訳ないだろう」




貴「………………」



？「君の噂はよく聞いたよ。宇宙一の殺し屋さん。だが俺達以外は皆知らなかったみたいだね。君が殺してきた奴らは全員我々の仲間ばかりだ」




貴「……私が殺し屋として育てられた理由はあなた方を潰す為ですから」



？「その心意気も良いものだな。が、しかし今日は君に再び後悔してもらう────母を見殺しにした君にね」






身体が反応してしまった



お母さん………



私は誰かを不幸にするのが得意なのかな…





？「第７師団団長、神威殿をこの世から消そうと思っているんだ」





貴「神威はあなた方に殺される訳ありません」



？「君をエサとして吊れば問題ないさ」




貴「そうしたら………本当の獣があなた方を殺しますよ」




私は力を込めた


バキンッ！！！！




鎖の引きちぎれる音がする。



目隠しを取るとそこは台の上で



50名、いや、もっといる



多くの天人や夜兎に囲まれていた。




貴「あなた方に神威を殺させはしない。殺し屋A、参る」





本当の私は臆病だ



神威に誘われ殺し屋を辞めた時、心の底では喜んでいた



今だって本当は怖い




足が竦む





けどこれで勝ったら……







よく頑張ったねって




よく耐えたねって………








神威、貴方はそう言って褒めてくれるんでしょう？

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