検索窓
今日:9 hit、昨日:1 hit、合計:158,399 hit

46 ページ46

「おねーちゃんばいばい!」

貴「うん、ばいばい」

「本当にすいません、ご迷惑おかけしました」

貴「いえ、ひろくんとってもいい子だったので叱らないであげてくださいね」

「はい、ありがとうございました」


ひろくん親子は帰って行った

可愛かったなぁ

さて、私も戻ろう

体育館の扉を開けて中に入る


貴「迷子のお母さん見つかったよ〜」

虹「早かったな」

貴「すぐそこで見つけた。じゃあすぐ仕事戻るね」

虹「ああ」


すぐに隅に避けてマネの仕事をする

時間が経つのは早くてもう夕方だ

私たちはバスに乗って帰る

結局眠くて、シュウに身体を預けて眠ってしまった

あっという間に到着していて、最後のミーティングの内容すら覚えてない

シュウと2人で帰っている途中からやっと記憶があるくらいだ

…………シュウって小さい子に怖がられるけど組み合わせ的にめっちゃ可愛いんだよなあ

将来、子供ができて…シュウと似てる子供をシュウが抱っこしてる…見たい……

まあ相手が私とは限らないけど


虹「おい」

貴「えっ」

虹「ボーッとしすぎ、まだ眠いのか?」

貴「あ、いや、考え事してただけ」

虹「あっそ。家、着いたけど」

貴「ほんとだ…気付かなかった……」

虹「お前の考え事どんだけだよ…」

貴「ま、まあまあ…じゃあなシュウ、また明日」

虹「……A」

貴「ん?」

虹「…俺さぁ、」

貴「どうした」

虹「…………やっぱ何でもない、じゃあな」

貴「は?言いたい事あんじゃねーのかよ」

虹「忘れた〜」

貴「もう既にボケ始めてんのかお前は」

虹「うっせぇなぁ、忘れたんだよ」

貴「当ててやろうか?私に文句言いたかったとか?」

虹「それはねーわ。文句あったらすぐ口から出てく」

貴「かっっわいくね〜〜」

虹「可愛いわけねーだろ」

貴「私からすればシュウは可愛いけどな〜」

虹「頭おかしいって」

貴「失礼かよ。まあ良いや、寒いし思い出したら言ってよ。家入るわ」

虹「ああ、じゃあな」

貴「風邪引かないようにな」

虹「俺よりお前のが身体弱いんだからお前が気をつけろ」

貴「お前に風邪引かれたら困るんだよ!ぼっちはやだからな」

虹「はいはい」


私はシュウと別れて家に入る

あ〜〜寒い

めっちゃ寒いじゃん

夜は冷えるなぁ、今日はちゃんと風呂に浸かろう


虹「…俺、お前のこと好きなんだよなぁ……」


呟きは寒空に溶けて消えた

47→←45



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
141人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

猛禽類 - とても面白い作品です!頑張ってくださいね! (2020年10月12日 16時) (レス) id: dcfbcdf279 (このIDを非表示/違反報告)
ねお - 一人称は『私』で統一して欲しいです。凄く読みずらい。 (2019年5月18日 22時) (レス) id: 8f6dc334bb (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 主人公が一人称『俺』になったり『私』になったりはなにか意図が…?とか思いますがおもしろいです!応援してます! (2018年2月25日 1時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:碧夜叉 | 作成日時:2017年10月9日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。