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そんな言い合いをしていたら先生が来た
私たちは席に着く
それから授業を受ける…のは良いんだけど
咳が、止まらない
貴「ケホッ、ゲホ、ゲホッ、ゴホッ……はぁ…は………ケホッ」
咳しすぎて苦しい
何となく意識がぼや〜っとしてきた気がする
いや、でも大丈夫だろ
咳しすぎただけだな
これなら平気…
貴「ぐ、ゲホッケホッ…はっ……ゴホッ」
虹「…おい、大丈夫か?」
貴「だ、大丈夫、ケホ、ゲホッ、」
虹「…………身体熱いぞ。熱上がったろ」
貴「わかん、な…い」
虹「…はぁ……何で無理するかな…先生」
「何だ、虹村」
虹「結城さんが具合悪いそうなので保健室に連れて行きます」
「分かった、行ってきなさい」
虹「ほら行くぞ」
貴「えっ、まってシュウ、私平気だから」
虹「平気そうじゃねーから行くんだろ」
引っ張られてそのまま保健室に連れて行かれた
保健室に行ったら先生はいなくて、私はベッドに投げられた
貴「病人投げんな…」
虹「平気なんじゃなかったのか」
貴「バレた嘘をつき続けるほど馬鹿じゃない」
虹「そうだな、お前は頭が良いから。ほら熱測れ」
貴「…ん」
渡された体温計で熱を測る
画面には38.4の数字
……上がったわ
そりゃあだるいよな
くっそ〜〜…
虹「うわっ」
貴「無理してごめん…」
虹「だから言ったのに」
貴「ごめんって…」
虹「……とりあえず寝とけ。帰りに迎えに来てやるよ」
貴「部活……」
虹「今日休みだぞ?熱でそんな事も忘れたか?」
貴「そうだっけ」
虹「じゃあな。次調理実習だし、もう行くわ」
貴「……お返し作んの?」
虹「お返し?あ、この前くれた子にか?」
貴「ん」
虹「どうすっかな〜…その時に決めるわ。あー、保健室の先生には俺が言っとく。じゃ」
貴「……おう」
そう言ってシュウは私の頭をくしゃりと撫でて出て行った
………ッ……好き………ッ
でもあの子にお返し作んのかな…
良いな〜〜私もシュウの作ったクッキー食いたい
…まあ多分頼めば作ってくれるけど
ここが幼馴染の特権だよな
思いっきりこの特権、利用させて貰ってるけど
使える物は使わないとな
さて……本格的に風邪だなこれは
頭痛いしだるいし咳止まんない
大人しく寝ておこう
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猛禽類 - とても面白い作品です!頑張ってくださいね! (2020年10月12日 16時) (レス) id: dcfbcdf279 (このIDを非表示/違反報告)
ねお - 一人称は『私』で統一して欲しいです。凄く読みずらい。 (2019年5月18日 22時) (レス) id: 8f6dc334bb (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 主人公が一人称『俺』になったり『私』になったりはなにか意図が…?とか思いますがおもしろいです!応援してます! (2018年2月25日 1時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2017年10月9日 20時