3語り ページ3
まぁ、なにはともあれ
Aさんは無事に卒業試験に受かり、はれて下忍となったのです。
え?
端折りすぎてよくわからない?
知りませんよ。
もっと詳しくききたいのなら、Aさん本人に直接尋ねてください。
……身の安全は保障しかねますが。
貴方がどうなろうと私には関係ないことですけどね。
つめたい?
知りませんよ。
…………話を戻しますね。
無事に試験に合格したら、最初にやることがありますよね?
そうです、班分け……スリーマンセルを結成されます。
しかし、そこで例外がーーーー……
「えー、人数の都合上1つの班が4人構成となる!その場合でも任務は他の班と同じ様に行ってもらうからな。ちなみに班は力のバランスが均等になるようにこっちで決めた」
「えーーーー!」
まぁ、誰でも仲の良い人と組みたいと思うのが普通なのでしょうね。
知りませんけど。
「次、八班。ーーー……三北A、日向ヒナタ!以上」
そうです。
勘の良い貴方の事ですから、この展開は読めていたのでしょう?
ええ、そうですよ。
例外はAさんが所属する第八班。
紅…班……だったでしょうか?
夕日紅さんといえば、Aさんの恩師に当たる筈なのですが……
現在、交流は全くと言っていい程ありません。
他の班員?
私が知っているのは、シノ先生、ヒナタさんですね。
後の1人は聞かされたことはありません。
シノ先生もヒナタさんも言葉を濁して教えてはくれませんので……
深くきくつもりはありませんよ……ありませんってば……
あんまり見ないでください、苦無投げますよ。
「じゃ、みんな午後から上忍の先生達を紹介するから、それまで解散!」
それからは、メンバーと時間を潰して、担当上忍である紅さんを待っていたそうです。
紅さんと合流してからは、それぞれの自己紹介をした後、次の日に行われる演習についての説明がありました。
そうです。
演習です。
その疑問はもっともだと思います。
演習なら散々アカデミーでやりますからね。
といってもただの演習ではないんです。
何でも、脱落率66%以上のサバイバル演習だそうで……
結果?
きかなくてもわかるでしょう?
「貴方達、4人とも合格よ」
「「有難うございます」」
「貴方達のチームワークは大したものだわ。これから厳しい修行で個人の力を伸ばしていくから、覚悟しなさい」
「「はい!!」」
…………あぁっ、すみません。
少し考え事をしてしまいました。
この話をする時のAさんの様子が変でして……
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作者名:アルマ☆ | 作成日時:2018年6月29日 1時