黒子の短編集(仮)

戦国武将 日向順平 ページ46

「Trick or Treat。」
今日は大人も子供も少し浮かれている。なぜならハロウィンだから。
「A、Trick or Treat、今日ハロウィンだぜ？」
「そんな事火神に言われなくても分かってるよ。」
火神は帰国子女だからなんなのか、バッチリドラキュラのコスプレで決めている。
「ていうかをお菓子なんて持ってないからね。」
「そっか、じゃあ仕方ねぇな、他当たるか。」
そう言うと火神はマントを翻してどこかに行ってしまった。案外諦めがいい事に少し拍子抜けしてしまう。
「A。」
名前を呼ばれて振り返るとそこには大好きな日向センパイがいた。
「日向センパイ、えっと、戦国武将のコスプレですか？」
日向センパイは真っ赤な鎧、頭の兜にはまるで枝よ様な角が２本、ささっている。
「ダァホ、これはそこらへんの戦国武将じゃねーよ。」
そんな事言われても、私は歴史なんかあんまり得意じゃないし、多分日向センパイが好きな伊達政宗当たりかな？
「えっと、伊達政宗、ですか？」
「ちげぇーよ！血のように赤い鎧、これを見てもまだわからないか？」
「えっと、武田信玄？」
「ダァホ！ここにある六道銭を見ろ！」
日向センパイが『ここ』と、指さしたのは赤い鎧の真ん中らへん。そこには昔のお金の和同開珎？みたいなものが横２列に並んでいた。
それを見て思い出した、この武将は・・・・
「あっ、真田幸村ですか！？」
「正解だ。」
そう言うと日向センパイは頭を撫でてくれる。頑張ってセットした髪型がボサボサになってしまうけれど、日向センパイに頭を撫でられるこの時間がすごく好きだから、そんな事どうでもいいと思えてしまう。
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一言いいですか？
ハロウィンカンケーねぇ！！
自分で書いといてなんですけど、まるっきりハロウィンカンケーない！
そんな事より、
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　|⌒彡
　|冫、)
　|` ／   ＜観覧数1700突破！
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　⊂
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皆さんありがとうございます、あと１、２話で５０話なので、もう少しお付き合い下さい。

勘違い 高尾和成→←結婚 緑間真太郎

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