黒子の短編集(仮)

どんな君でも 氷室辰也 ページ29

「おはよう、A。」
「げ、おはようございます、センパイ・・・。」
「ん？げ？どういう意味だい？」
「それは・・・。」
朝の下駄箱で笑顔なのに怖いセンパイと後ろを向いたまま振り返らないコウハイ。
異様な光景だがそれよりも通行の邪魔だ。
「あぁ、HR始まっちゃう、もう行かないと。」
「待って、HRが始まるまで後十分あるよ。」
逃げ出そうとするAのうでをがっちりつかんではなさない氷室。
「センパイ、はなしてください。」
「やだ、なんでオレの事見てくれないの？」
「それは・・・。」
「オレの事嫌いになった？」
「それはありえません！でも・・・。」
Aはうでを振り解こうともがくがしょせん女の力じゃあ氷室のうでを振り解くのは夢のまた夢。
「でもなんだい？」
「・・・嫌いになりませんか？」
「なるわけ無いだろ。」
「・・・笑いもしませんか？」
「なんで笑わないといけないんだい？」
「わかりました。」
くるっと振り返ったA。
「まえがみ・・・。」
なんとAのまえがみは右側だけが異様に短くなっていた。
「弟がふざけてフーセンガムくっつけて、取る時間がなかったから髪切っちゃったんです。」
「そうなのかい？」
「はい、揃える時間もなくて・・・。」
「いいんじゃないかな？」
「え？」
「短いのも似合ってるよ、そうだ、放課後オレがそろえて上げるよ。」
「いいんですか!?」
「もちろん。」
「センパイ、ありがとうございます!」

............................................................................................................
氷室辰也くん夢でした。
また氷室さんです。
だってアニメのopの氷室さんがかっこいいんですよ!←
そして今回のオチは弟のイタズラでゴミ箱行きになりました←
観覧数４００とっぱ!!
(*人(ｴ)＜)感謝(＞(ｴ)人*)感謝
もう一度!
(*´∀人)ありがとうございます♪
観覧数４００とっぱ!!
嬉しい限りです!
そして評価もされている!
なんかもう感激モノです!!
これからもこんな作者をよろしくお願いします!!

お題提供 高尾和成→←この恋が君をころすまで 降旗光樹

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す