【黒バス】大きくてもいいですか？ｐａｒｔ２【紫原敦】

第26話-1 ページ24

それからしばらく、夏休みが明け学校が再開した

そして、もうすぐやってくる体育祭にみんなの心はウキウキしているわけで

女1「ねぇねぇ、何に参加する？」

女2「私、玉入れかなぁ」

男1「やっぱり、リレーだよな！」

男2「当たり前だろ！」


1時間目に種目の話があったため、教室ではその話でもちきり

正直言うと、運動は苦手だから楽しみではない

毎年、いやいや練習して、いやいや出ていた記憶しかない

でも、今年は違う

なんてったって、紫原君がいるんだから♪

「紫原君、紫原君はなにするの？」

紫「ん〜、なんでもいいよ〜。めんどうなのじゃなかったら」

「そ、そう………」

かっこいいとこ見たかったなぁ………

紫「……大丈夫だし……」

「ん？なにが？」

紫「今年はあいちんがいるから、頑張るし」

「む、紫原君……！」

紫「そのかわり、ご褒美ちょうだいね？(妖笑」

「…………バカ(赤面」

紫「バカじゃないし〜」

先「おーい、お前らー。席付け」

先生が入ってきたため、みんな席についた

先「大事なものを決めるの忘れてたわ」

女1「なんですかー？」

先「体育祭実行委員だ」

皆「えー(ブーイング」

先「仕方がないだろ？こっちで、勝手に決めたからなぁ〜」

「えっ！？当たりませんように……！」

放課後とか残りたくないし！！！

先「実行委員は……」

ドキドキ、ドキドキ………


先「紫原と中森な」

紫「えー、めんどくさー」

先「文句言うな、紫原。中森もよろしくな」

中「はーい」

中森…さん………？

中森さんはこのクラスで一番綺麗な子

それに……………まだ紫原君が好き

なんでわかるかって？

そりゃ、簡単だよ

毎日紫原君のこと、目で追ってるし、私と目が合うとバツが悪いように目をそらす

漫画なんかでよく見たし

正直、やだなぁ……

みう「先生」

「なんだ？」

みう「なんで、中森さんなんですか？」

みう……

先「ん？そりゃ、文化部で暇なやつって探したら、中森だっただけだが？」

みう「………じゃあ、男子はなんで紫原なんですか？」

先「単に、みんなの手の届きにくいところとか届きそうだし、力持ちだと思ったからだが？
なんだ？なんか、言いたいことでもあるのか？」

みう「いえ、もういいです……」

多分、先生は中森さんに目をつけてるんだと思う

噂で私達の担任のこの先生は、生徒に手を出していると聞いたことがある

前の学校も、それが問題で辞めさせられたとか……

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