第16話 ページ18
そうして今は、分厚い木のドアの前
ここがその図書室みたいなんだけど···
重いドアを開ける
「うわぁ、すごい···」
扉を開けた瞬間に、気持ちいい、木の匂いが押し寄せてきた
奥が見えない部屋の中には、所狭しと、本棚が並んでいる
また、かなり使い込んであるソファーが、点々と置かれていた
もう結構古いものだろうに、ピカピカ輝いて見える
そんな、図書室を見て、テンションMAXな私
はやる気持ちを抑えて、部屋の中を探検していると、男の子の後ろ姿が見えた
多分、叶君だろう
「叶君？」
『はい！！！！ﾋﾞｸ！！』
結構な、勢いで肩を揺らし、こちらに振り向いた
そこには、大きな目を見開いて、かなりびっくりしている、男の子がいた
きれい···
初めて男の子をきれいだと感じた
しゅっとした鼻に薄い唇
切れ長な目に長い睫毛が影を落としている
凄くバランスのいい顔つきだった
この人、誰？！
「叶君、だよね？、」
『は、はい！そうです、」
どうしてそんなことを聞くのか、という顔でこっちを見てくる、叶君
「ご、ごめんね！あの、さっきまで前髪で顔、見えなかったから、ちょっと分かんなかったの、」
そう言うと叶君は、なぜか少し、苦しそうに、頬を歪めた
どうしてそんな、嫌そうに、
「うん、でもやっぱりそっちの方がいい、だって、すっごい綺麗な目なのに、隠したらもったいないもんね」
私は思った通りに言ったつもりだった
すると、なぜかフリーズしてしまった叶君
そして、だんだん赤くなっていき、とうとう耳まで真っ赤になってしまった
え？なんで？！
もしかして、会ったばっかりの私に言われるの、嫌だったとか？！
「ご、ごめん！会ったばっかりでこんな事言うのっておかしいよね、『いや、そうじゃないです』」
やっと元に戻ったのか、喋り始めた叶君
『そ、そんなこと言ってもらったことなんかなくて、』
「そう！良かった！」
そう言うと、照れくさそうに笑っていた
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美波 - ニコニコさん» もちっ！． (2018年10月11日 7時) (
レス) id: d5a405b686 (このIDを非表示/違反報告)
ニコニコ(プロフ) - いいですよ。美波さんって呼びますね！ (2018年10月10日 19時) (レス) id: 57ff5c05e6 (このIDを非表示/違反報告)
美波 - よろしくね、ニコちゃんって呼んでいい？ (2018年10月10日 10時) (レス) id: d5a405b686 (このIDを非表示/違反報告)
ニコニコ(プロフ) - 美波さん» ありがとうございます！嬉しい限りですね！夢小説内で話せる人とか憧れてたんですよ〜！ぜひ！ (2018年10月8日 20時) (レス) id: 57ff5c05e6 (このIDを非表示/違反報告)
美波 - いいですね。この作品と次の作品も読みました。よかったら、友達になりませんか？ (2018年10月7日 20時) (レス) id: d5a405b686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニコニコ | 作成日時：2017年3月20日 0時
