影薄４ ページ5
先生「コレはこうであるのだ」
今の授業は数学だ
前の席の竜太君は諦めたのか机に突っ伏して寝ている
まぁ竜太君は数学や理科などの理数系が大の苦手だから
でも、文系に関しては頭良い
涼太も少しは見習って欲しい
私はまぁ、どちらもいける
先生「ではココを…黄瀬！解いてくれ」
先生は私を指名する
見えてるのだろうか
そう思ったのも無意味だった
ちゃんと私の方を見て頷いたのだ
ちゃんと見えてる先生は本当に話が早い
見えてる人は私に合図として頷いてくれる
これが先生達の間で絶対だという事を知るのはまだ先の話――
私は席を立ち、黒板の方へ歩く
数学だからなのか周りはスゴく騒がしい
昼休みはこの倍ぐらいうるさくなる
静かに読書も出来ない
昼は竜太君と食べる事があるが、たまにバスケ部の皆と食べているので
私は１人で食べる事もある
涼太が遊びに来る事もあるが無視する
その度に見付けてくるのだが…
そういや、私は見付けられるのに
タクヤの兄は見付けられないと言っていたな
タクヤの兄も影が薄い様である
私よりも薄いのかもな
私は黄色い髪だから少しぐらいは目立つ
でも、タクヤは髪の毛が水色だから
兄も水色のはず…
なんだ、水色も目立つじゃないか
なんて思いながら黒板の問題を解く
先生「正解だ、戻っていい」
私はそう言われ自分の席に戻る
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(新)黒銀文夢LOVE(プロフ) - なつみかんと。さん» あ、有難う御座います！面白いと言ってもらえて光栄です！これからも更新頑張ります！ (2017年5月6日 13時) (
レス) id: 84b177e18b (このIDを非表示/違反報告)
なつみかんと。 - すごく面白いです！更新、頑張ってください！ (2017年5月6日 9時) (レス) id: 854f36b220 (このIDを非表示/違反報告)
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