オネエ 2話 ページ3
衣更side
ある日の出来事。
「Aちゃん、はい、あ〜ん♡」
語尾に♡を付けて話す鳴上。
『あーん、モグモグ…ん!これめっちゃ美味しい!
美味しいよ嵐!!』
それに応えるクラスの女神、A。
クラスの中で男子に人気がある俺の幼なじみ。
幼なじみの俺からみても可愛いし、なんでもできそうで、いわゆる高嶺の花?
「そ〜お?よかった!」
横目で様子を伺っていると、いつものように1膳の箸を2人で使って弁当を食べているAと鳴上。
鳴上はオカ…ゴホン、乙女…らしいから女のAと仲良くするのはわかるが…
この光景を見て少なからずこう思う奴はいるだろう。
クラスの高嶺の花と間接キスしてるお前って…
“Aとどういう関係なんだ!?”
そんなみんなの心を代弁するかのように大神が冷やかし半分で聞いた。
「お前らって男女って感じしねぇけど、もしかして付き合ってんのか?」
そんなはずないだろう、と誰もが笑い出す。
…そのはずだったが、そんな空気になる直前に事件は起きた。
「ま、んなわけね…『そ、そうだよ!』
…へ?」
『ずーっと前から嵐は私の彼s…あ、』
は?
「は、はい、Aちゃん、屋上行って食べましょ。
先行ってて!」
『う、うん』
「さ!早くしないとお昼休み終わっちゃうわよぉ?」
『はーい…、じゃあ待ってるね!』
弁当箱を持って出ていくA。
バンッ!!!
勢いよくドアを閉める大神。
「…。」
教室に沈黙が広がる。
冷や汗をかく鳴上。ま、これは仕方ない。
生理現象とかいうやつだ。
これから俺らにされることがわかりすぎて緊張してるってわけか…ニヤ
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yuiki(プロフ) - @ながしん@さん» 今はまだまだ出せてないですけど、これからどんどん出していくつもりです!ありがとうございます! (2018年4月19日 20時) (レス) id: ecc4c0e98e (このIDを非表示/違反報告)
@ながしん@(プロフ) - 男らしい嵐待ってました!更新楽しみにしています(>_<)頑張ってください! (2018年4月19日 6時) (レス) id: 1ec9a70f31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yuiki | 作成日時:2018年3月10日 16時