【進撃の巨人】 愛のままに 【リヴァイ】

３８　壁外調査で・・・ ページ41

１か月後、リヴァイ班は壁外調査に出かけた。

もちろん、ロイも一緒に。








ロイ「俺、壁外調査初めてなんだよね」

A「ロイならきっと大丈夫だよっ！私が守るから！！」

リヴァイ「てめぇも気をつけろよ」

A「分かってますよ〜」



――――そんな時、大きな足音が聞こえた。



A「リヴァイ！巨人が…！」

リヴァイ「ああ。…なんだってこんなトコに」

A「えっ……そんな…っ！」



迫ってくる巨人の心が読めた。



リヴァイ「どうした？」

A「リヴァイ！こっちはダメ！東の方に向かって！！」

ロイ「どうしたの？」

A「いつのまにか、北の方に向かってたけど、それは作戦よ！」

ぺトラ「作戦って……？」

A「北の方に…巨人の群れがいるの！！早く方向を変えないと、向こうは木が少ないから、不利な状況で戦わなきゃならなくなる！！」

リヴァイ「チッ……巨人のくせに、知性があんのか」

オルオ「何だよそりゃ！化けモンか！」

A「あの巨人は通常種だけど、ずっと追いかけてくる！！
それに…このままだともっと多くの巨人がくるよ！急いで！！」



後ろにいる巨人は、

『北へ行け。そうすれば、仲間がいる。人間を殺せる』

そう言ってた。


急がなきゃ！！



ぺトラ「っ…何アレ！！」

リヴァイ「どうした」

ぺトラ「後方から巨人が数十匹接近！！それも、速いです！！」

A「しまった…！こんなに来るのが早いなんて……！！」



すでに１５体ほどの巨人が迫ってきていた。



リヴァイ「…俺が食い止める。お前らは東へ行け」

ぺトラ「何言ってるんですか！ここには建物も木もほとんどないんです！！
平地とあまり変わらないんですよ？！いくら兵長でも無理です！！」

ロイ「……俺が行きます」

A「ロイッ？！」



ロイは決意を込めた目で言った。



ロイ「俺がやります。リヴァイ班はこのまま東へ」

リヴァイ「何言ってんだお前。無理に決まってるだろ」

ロイ「このままじゃ全滅しかねません」

リヴァイ「だからって、てめぇにやらせるワケにはいかねぇ」

ロイ「俺を信じてください。……必ず、追いつきますから」



そう言うとロイは方向を転換し、巨人の群れへと１人で向かった。



A「ロイ！だめっ！！！」

リヴァイ「っおい！A！！」



私はロイを追いかけるようにして、巨人の群れに向かった。



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多分もう少しで完結します(^_^.)

３９　ロイの正体→←３７　よかったですね　（リヴァイside）

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