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22,大声。 ページ25





「それは…本当…ですよね」



「うん」






 いやいや、うんって。うんってそんな軽い事じゃない。だって師匠の師匠…河童捕まえた人…。






「あ、ありがとうございます。ちょっと頭冷やしてきます…」







 踵を返して部屋を出た。






「エリスちゃんっ、私優しくない?」



「脳ミソ出して洗った方が良いわよ」



「酷い!!」



****



「あの…師匠…」



「あぁ、分かってる。暫し待て」






 師匠がいるであろう執務室へ向かう。確かここら辺だったよな、と記憶を頼りに進んでいた。


 が、






「許可を得た故、しっかりとした環境で育てる為に…」






 ごめんなさい違います!!私が言ってるのは貴方の師匠のことです!!



 「アッ、ハイ」と乾いた返事をすると、河童がペタペタと此方へ歩いてきた。抱き上げて再度可愛いなと思ったが、師匠の師匠の事を聞きたい(聞くと言っても何を聞けば良いか分からない)。





「あの…師匠にも…師匠がいるんですか」



「……………いた」







 考え過ぎだと昔言われたことがあった。「いるんですか」と聞いたのに「いた」という過去形で返したと言うことはダザイさんは何をしでかしたのであろうか。






「な、何か暗い空気になりましたね!河童…いや、イチジクの世話しましょう!」





 手をパンパンと叩いて笑ってみせる。すると、あろうことか師匠は私にゆっくり近づいて、抱き上げていた河童を引き剥がした。







「何するんですかっ」



「無花果は黙って水の中にいればいい」



「それじゃ可哀想だ!」



「文句があるのなら貴様も一緒に沈めてやろうか」






 髪の毛を引っ張って(結構な力)顔を近づけて言う。あれ、なんか…何か…。






「イエ、ナンデモナイデス。ハナレテクダサイ」






 本気で外国人に戻った気分であった。




***


 伝染性やつがれちゃん大好き症候群の末期患者なので、そろそろ視界がやつがれちゃんだけになりました。


 好きな人の基準が全てやつがれちゃんになりました。あ、もうわたくし駄目だ救いようがない。

23,世話。→←番外編『羅生門のエサやり』



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なかゞわとまと - ぱるさん» お久しぶりです!ぱ、ぱる師匠が謝ることなんてありません。わたくしも更新おサボりしてるので…(汗) (2017年2月18日 23時) (レス) id: 59e0ee862d (このIDを非表示/違反報告)
なかゞわとまと - ミカさん» ありがとうございます…!もう頭があがりません…。新作、掛け持ちになりそうですが頑張ります!^^ (2017年2月18日 23時) (レス) id: 59e0ee862d (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - 完結おめでとうです。ていうかお久しぶりです。更新おサボりですみません;;そしてこんなところで謝罪をすることもごめんなさいです (2017年2月17日 22時) (レス) id: 16e2777840 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - 小学生…だったんですか!?私高校生なのですが…凄くこの作品面白くてすっかり読み込んでいたらまさかの…年下だったとは。凄いです。小学でここまでかけるなんて羨ましい…新作、楽しみにしています。 (2017年2月17日 22時) (レス) id: 17d57460f1 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - 椿(狐)さん» いっ、いえ!ボクがお世話されてますよ!? (2017年1月26日 18時) (レス) id: 16e2777840 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なかゞわとまと | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年1月7日 23時

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