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っていっても、足引っ掛けられたりとか些細ないじめ。


天月くんは一回一回心配してくれて。


私は全部大丈夫と答えるだけだけどね。


でも、正直言って教室にはあまりいたくない。


だから私は、あまり人が来ない音楽室へ向かう。


大きい部屋で思いっきり歌うと嫌なことが忘れられる。


後、歌い手だからね。


私は音楽室へと足を進めた。





音楽室には着いたけど……


「誰か使ってる…………」


音楽室には先着がいました。


なんでこんな時には音楽室使われてるんだよ!!


可笑しいだろ!(可笑しくない)





貴「………って、音楽室、誰が使ってるのかな……」


気になる……なんて思ったり。


……………………覗いちゃおっと!


私は少し開けて覗き込むように見る。


貴「……歌詞さんと96ちゃん?」


そこには歌詞さんと96ちゃんがいた。


おぉ、意外なメンツ。


でも何故此処に?


気になるので少し拝見させていただこう。


気配を消してバレないよう覗き続ける。


って、どうして二人ともそんな険しい顔してるのかな……?


さっきからなにも喋っていない。


ただ二人は険しい顔をするだけ。


このまま何も喋らず終わるのか…?


9「………なぁ、歌詞くん」


しーんとした音楽室で先に口を開いたのは96ちゃん。


おっ、なになに?


でも、私は次の言葉で聞かなきゃ良かったと後悔することになる。


9「私さ、Aに裏切られて凄く、凄く悔しいんだ…。あんなに信頼していたのにね。だから私、姫乃のこと信じることにしたんだ。ただそれだけ伝えたくて。……歌詞くんは、Aの方につくの?」


96ちゃんは今にも泣き出してしまいそうな声をしながらそう言ったんだ。


やっぱり、96ちゃんは姫乃の方に付いちゃったんだ……。


それに、


歌「………僕もさ、姫乃ちゃんの方に付くよ…」


歌詞さんも姫乃を選んだ。


なんか、凄く、凄く悲しい……。


朝、96ちゃんが抱きついてきた時の事を思い出す。


歌詞が資料運びを手伝ってくれた時のことを思い出す。


私って、結構恵まれていたんだね。


一粒の涙が私の頬を伝い、


床を濡らした。


私はそれに気付かないほど頭が真っ白で。


とりあえず、此処に居たくなかったから。


行き先も分からず、無我夢中に廊下を走った。


_____________________

最後終わらし方雑だ……。


次はちゃんと書きます。

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Claudie O'Kon - Licensed (2020年12月15日 0時) (レス) id: 626bf8bc05 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - 更新待ってますぅ!!天月すん………っ………(;ω;`) (2019年3月26日 23時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
モモ缶。(プロフ) - あ……ああ……つっきぃが……できれば96ちゃんとまふくんがこっちにつくことを願ってます。続き待ってますね(´・ω・`)96ちゃんまふくんカモン……! (2018年10月2日 0時) (レス) id: 8cb1d9c8ba (このIDを非表示/違反報告)
Katze - 続き楽しみにいています!!!!!!!! (2018年6月11日 11時) (レス) id: cb9a4cb513 (このIDを非表示/違反報告)
犬うどん - くっそ悪女イラつくわ〜。でもめちゃめちゃ面白いです!更新頑張って!! (2018年5月13日 14時) (レス) id: 88e67e60b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅葉 x他1人 | 作成日時:2017年4月9日 14時

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