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止めようとしても出てくる涙。
ただ私は泣くことしか出来ない。
皆、姫乃の方に行ってしまった。
私の仲間を取って。
せっかく居場所が出来たのに、また姫乃に取られちゃった。
ほら、また私は一人ぼっち。
頼れる仲間は、もういないんだ。
貴「…!」
突然背中が温かいものに覆われた。
「……また、あの時みたいに1人で泣いてるやん」
貴「………さかたん」
温かみの正体はさかたんだった。
抱きしめてくれている。
でも、どうしてさかたんが…
坂「俺はな、Aちゃんの味方やから。だって、仲間を大切にするAが人を窓から突き落とすなんて考えられへん」
腕を強くして抱きしめる力を強めるさかたん。
そして、少し息が乱れている。
もしかして、走ってきてくれた?
そう思うと私は嬉しかった。
私の為に走ってきてくれた。
私を信じてくれる仲間がまだいた。
だから嬉しかったんだと思う。
貴「さかたん……ありがとう…」
私は涙でぐちゃぐちゃになった顔で笑顔を見せた。
そのまま私はさかたんの方へ向き、抱き返した。
ガラッ
う「A!………って坂田!」
ドアが急に開いたと思えば、息を荒らしたうらたんがいた。
うらたんは私達に近づき、ベリっと引き離した。
そして私の腕を引き、私は体制を崩してうらたんの方へと倒れ込んだ。
う「坂田だけヒーローぶりやがって…ずるいぞ!」
坂「いや、うらさんが来るの遅かったからでしょ!?」
そんな会話を繰り広げるうらさか。
私は会話について行けず、ただうらたんに抱きしめられるだけだった。
う「……A、俺はお前の味方だ。あの時、下から見てて必死に否定してるAの姿は嘘ついているようには見えなかった。それにお前は仲間思いだからな。そんな事しないって俺には分かる」
ニコッと微笑み頭を撫でてくれた。
2人から温かい言葉。
それが嬉しくて、嬉しくて。
だから私はまた、涙を流した。
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Claudie O'Kon - Licensed (2020年12月15日 0時) (レス) id: 626bf8bc05 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - 更新待ってますぅ!!天月すん………っ………(;ω;`) (2019年3月26日 23時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
モモ缶。(プロフ) - あ……ああ……つっきぃが……できれば96ちゃんとまふくんがこっちにつくことを願ってます。続き待ってますね(´・ω・`)96ちゃんまふくんカモン……! (2018年10月2日 0時) (レス) id: 8cb1d9c8ba (このIDを非表示/違反報告)
Katze - 続き楽しみにいています!!!!!!!! (2018年6月11日 11時) (レス) id: cb9a4cb513 (このIDを非表示/違反報告)
犬うどん - くっそ悪女イラつくわ〜。でもめちゃめちゃ面白いです!更新頑張って!! (2018年5月13日 14時) (レス) id: 88e67e60b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅葉 x他1人 | 作成日時:2017年4月9日 14時