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お昼ご飯を食べ終わり、昼休みを過ごしていた。
にしても暇だなぁ。天月くんはどっか行っちゃったし…。
……勉強でもしよう。
私は机からノートを引っ張り出す。
今日の授業、難しかったから予習しておかないと。
私はノートを開き、ペンを走らせようとすると、
悪「Aちゃん!」
(′・ω・`)
なんで私がなにかをやろうとした時に来るのかな。泣きそう。
貴「どうしたの?姫乃さん」
悪「ちょっとついて来てくれないかな…?」
貴「どこに?」
悪「用事があって。ついて来てくれればいいからさ」
何処行くか教えないくせについて来いとか…。
少し疑問に思ったが暇だったのでついて行くことにした。
私はこの後、後悔をした。
もしついて行かなかったら、あんなことにならなかったのかな…。
過去の自分に言ってやりたい。
「ついて行くな」って…………。
連れてこられたところは、空き教室。
なんでこんなところに用事が?
貴「姫乃さん?用事ってな「うざい」…え?」
悪「Aがうざいってこと」
私を睨みつける姫乃さん。
悪「あんたって、昔から全然変わってないよね。男子にちやほやされてるとことか」
意味が分かんない。
昔?なんで姫乃さんが昔のこととか知ってんの?
あと男子にちやほやされてるってなに?←
悪「その様子じゃ、私のことが分からないようね。いいわ、教えてあげる」
そりゃ、今日あったばかりなのでね……。分からないです。
悪「神楽 姫乃。私は双子の妹。そう、あんたの妹よ」
貴「…………は?」
妹?私には妹がいないはずだ。
お兄ちゃんしかいないはず…。
………いや、いた。いたんだ。
双子の妹、姫乃。
お母さんやお父さんが気に入っていて、私には一切興味がなかった。はっきり言って私のことが嫌いだった。
私にはちょっとのミスで何回も叩かれ蹴られで散々だった。
それに比べて姫乃はなにしても怒られなかった。逆に褒められていた。
そこから姫乃は私の何もかもを奪っていった。
お気に入りのぬいぐるみや友達、彼氏までも取っていった。
私は何もかもを失った。居場所もね。
親たちにも捨てられた。
でも、そんな時に歌い手の皆が手を差し伸べてくれた。
だから私も、歌い手をはじめたんだ。
でも、なんでこんな重要なこと忘れてたんだろう。
妹が居るってことも忘れていたし…。なんで?
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Claudie O'Kon - Licensed (2020年12月15日 0時) (レス) id: 626bf8bc05 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - 更新待ってますぅ!!天月すん………っ………(;ω;`) (2019年3月26日 23時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
モモ缶。(プロフ) - あ……ああ……つっきぃが……できれば96ちゃんとまふくんがこっちにつくことを願ってます。続き待ってますね(´・ω・`)96ちゃんまふくんカモン……! (2018年10月2日 0時) (レス) id: 8cb1d9c8ba (このIDを非表示/違反報告)
Katze - 続き楽しみにいています!!!!!!!! (2018年6月11日 11時) (レス) id: cb9a4cb513 (このIDを非表示/違反報告)
犬うどん - くっそ悪女イラつくわ〜。でもめちゃめちゃ面白いです!更新頑張って!! (2018年5月13日 14時) (レス) id: 88e67e60b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅葉 x他1人 | 作成日時:2017年4月9日 14時