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あれから、高杉は毎日毎日塾へ通い強くなるために銀時に挑み続けました

何度負けても立ち上がり再度勝負を申し込み、また負ける

そしてその怪我を手当するのは毎度の事ながらAの役目になってしまっていて、そんな事から高杉とAは他人から、友と言えるくらいにまでの仲になってしまっていおりました

そんなある日





『一本』




高杉の突きが決まり、銀時が倒れていた




何戦目かもわからぬこの勝負

ようやく高杉が勝利した瞬間でした





道場は他の門下生から歓声が上がり、みんな高杉を褒めちぎっていた




『スゲェェェ!ホントにあの銀時に勝っちゃった!!』

『今まで誰も勝ったこと無かったのにスゲーよ!!』

『やったな!!よく頑張ったよお前!!』




ワイワイと何故かそこの最強であった者を倒したのに祝福されることに高杉は戸惑っていた




『なっ、馴れ馴れしくすんじゃねェ!!
俺とお前らは同門か!?』

『晋助おめでとーう』

『Aはお前それ本当に喜んのか?棒読み過ぎる』

『ふふ
てっきりもうウチに入ったものだと思ってました。
だって誰より熱心に毎日稽古に、いや道場破りに来てたから』




パチパチパチと相変わらず死んだような顔で言い出すAと、その隣で皮肉のようなことを言い出す松陽に高杉は思わず赤くなった




『オイィィィィ
なにアットホームな雰囲気に包まれてんだ。
誰の応援してんだ、そいつ道場破り!!
Aなに拍手してんだ!!』

『いやだってあんだけ毎日傷だらけになって銀にボコられてたらなんか情がわくでしょお。
ほら、傷だらけの野良猫みたいな』

『誰が猫だ!!』

『頑張ってたんだけど俺!?
つーか道場だけじゃなくて俺の無敗神話(しょじょまく)ぶち破られてんの!
笑ってる場合かァァァ!!
少しは負けた味方をいたわる気持ちは…』




銀時の肩に手を置いた、いつの間にかここに入ってきている桂は銀時へ握り飯を差し出す




『もう敵も味方もないさ。
さっ、みんなでおにぎり握ろう』

『敵味方以前にお前誰よ!!
なんで得体の知れねー奴が握ったおにぎり食わなきゃならねーんだ』


『誰が食っていいと言った。握るだけだ!!』

『何の儀式だ!!』

『あ、すみません。もう食べちゃいました。
こんな時はもう一人道連れにしましょう、はいA』

『フゴフッ』


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(プロフ) - Milkさん» コメントありがとうございます!好きと言っていただけて凄く嬉しいです!これからも愛読よろしくお願いします!! (2020年5月8日 12時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
Milk - 初コメ失礼します!!本当に本当にこの小説すごく好きです…!! (2020年5月4日 15時) (レス) id: b976b329cf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 白狼龍さん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ☆ねこ☆ねこ☆さん» コメありがとうございます!これからもハラハラドキドキしちゃってください! (2020年5月1日 16時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
白狼龍 - 面白かったです! とても続きが気になります(*´∇`*) (2020年4月26日 22時) (レス) id: b10076b070 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年3月13日 16時

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