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太芥『猫』 ページ19





 …………私…後悔なんかしてないもん。




【猫】







 何時もより来るのが遅い芥川君の部屋へ行く。寝坊か?珍しい、などと思いながらも、具合が悪いのかと心配をしていた。






「芥川君?入るよ」






 扉へ手をかけようとすれば、即座に返事が掛かってきた。





「ッ!だ、駄目です!」





 焦って切羽詰まったような声。具合が悪そうでも、寝坊でもない。なら何だ?芥川君の言い分など無視して部屋に入ると、寝台の毛布にくるまった芥川君を見つけた。





「…………何をしてる」






 流石に腹が立ってきた。何故私と顔すら合わせないのだ、と知らずのうちに殺気が漏れる。


 そしてくるまっていた布団をひっぺがして、芥川君の胸ぐらを掴んだ。途端、驚きで手に力が入らず離して仕舞う。






「え…」



「心当たりなどありませぬ…起きたらこうなっていて…」





 か細い声が木霊する。其処には猫耳と尻尾をはやした芥川君。そして不安からか、尻尾がきゅっとなり、耳が垂れ下がっている。





 ………理性など無くなってしまっていた。





「全く、君のせいで今日の予定が台無しだ」





 そう言ってから芥川君の寝台に潜って芥川君を抱き締める。抵抗させる暇も作らずに尻尾を力強く掴んでやった。






「い”っ…!だざっ、さん…!」






 そしてさわさわと撫でるようにすれば今のように私の名前を呼ぶ。嗚呼、なんて愛らしい。




 尻尾の付け根を執心に触っていれば、徐々に芥川君から熱い吐息が漏れてくる。






「芥川君、これから声を抑えたり手で塞いだら、2回キスして5回プレイする」






 芥川君の返事なんてどうでもよかったから、口の近くにあった耳をパクリと噛んで、芥川君を堪能していた。


 明日芥川君が歩けなかったとしても、私、後悔なんかしない。


♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂


 リクエストありがとうございます。

 猫がれちゃんはいいぞ。

敦芥『ブルマ』※微妙に年齢制限。→←芥川右固定話 弍



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エリカ - リクエストいいですか?ドス芥お願いします!できればドストさんがヤンデレな感じのを… (2017年6月10日 18時) (レス) id: e5d2f5896d (このIDを非表示/違反報告)
福地さん(プロフ) - ああああああ!同志がいたっ!なんという幸せ!太芥いいですよね!!!文ストの中で一番好きなcpです!やつがれちゃんの儚い感じがすごい好き!!幸せになって欲しいっ!そして、表ではやつがれちゃんに厳しくしてるけど裏ではやつがれちゃんの事褒めてる太宰さん…好き (2017年4月5日 22時) (レス) id: 4a35111a88 (このIDを非表示/違反報告)
なかゞわとまと - 桐宮さん» 二重人格好きです。続編にいったので是非…(^^) (2017年2月21日 22時) (レス) id: 59e0ee862d (このIDを非表示/違反報告)
桐宮 - 俺も異常だね。本当に好き。がれちゃん二重人格いい。 (2017年2月21日 22時) (レス) id: a7d473c89c (このIDを非表示/違反報告)
なかゞわとまと - kiiroitoriさん» 同類ですね。わたくしも馬鹿みたいに騒いでドタバタしてますよ(超迷惑) (2017年2月21日 21時) (レス) id: 59e0ee862d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なかゞわとまと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/TOMOTO/  
作成日時:2017年1月15日 23時

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