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相手の収め方についてkwsk ページ15

『五月蝿い、って云ったんです。役立たず?この場まで私達を追い込んだのは樋口さんです。十分役に立ってるじゃないですか、寧ろ貴方はどうなんです?まだ何も成果を出してないじゃないですか。貴方みたいな方に殺 されるのなら』

入水して自ら死 んだ方がマシです
……そこまで云って気付いた事


これさっきと同じルートじゃね??
言葉や行動は違くとも芥川のこと煽っちゃったよ

「……随分と生意気を…異能力《羅生門》 」

ほら、ね
もういいや、こうなりゃ自棄だ

『そんな事続けてたら樋口さん禿げますよ!!!ちょっとは敬ってあげてくださいよ!!』

怖い、黒いのがまた体に刺さる
身を突き破って貫通した。

何回殺 られれば気が済むんだよ私
これじゃタイムスリップの意味無いじゃん…

意識が飛ぶ寸前、皆の顔と
遠くに見える太宰さんの姿が見えた。

もっと早く来てよ太宰さん……



最後に見たそこからの記憶がない



死んだのかな、私


まぁいっか、楽しかったし


取り敢えず、すっごい眠い……


おやすみなさい……。









__

___

____


「もう大丈夫だよ、ユイちゃん」

「君には聞きたい事が沢山あるんだ」

「早く目を覚ましておくれ」


……遠くの方から太宰さんの声が聞こえる
嗚呼、まだ生きてるんだ私

与謝野センセーかな、治してくれたの
私もそんな異能力が良かったな

目…開けなきゃ、太宰さんが呼んでる


ゆっくりと目を開けた
白い天井が眩しくて、もうちょっとだけ閉じたい願望が出てきた

眠い……でも起きなきゃ、


「……おはよう、ユイちゃん」

ぼやける視界の中で太宰さんが微笑んだ
その時、私の中で何かの感情が動いた

『おはよ、ございます…おやすみなさい…』

「え??ちょ、ユイちゃん??」


私がこの感情に気付くのは

もっと、ずっと先の話。

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作者名:つなぴ。 | 作者ホームページ:(^^)  
作成日時:2016年8月1日 23時

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