＊１１話＊ ページ12
＊＊＊
《数ヶ月後》
今日はホリデー最終日、
レオナがこちらに来る日だ
「レオナ…！久しぶりね！」
「ああ、元気にしてたか？」
「ええ！」
「…レオナ。渡したいものがあるんだけど、」
「？なんだ？」
私はバックからポプリを取り出し、レオナに渡した
「これ、レオナがくれたギンモクセイの花で作ったのよ」
「…レオナは嫌かもしれないけど、私とお揃い！」
…実はあの後、もう一つポプリを作っていたのだ
「！ありがとな、あっちで飾らせてもらう」
よかった…どうやら喜んでもらえたらしい
「それで、１つ提案があるのだけれど、」
「毎年、ギンモクセイの花で何かを作ってレオナに渡すのってどうかしら…？」
これは私がやりたかったことだ
「もちろん、大丈夫だ」
「よかった、…ありがとう」
これでダメだと言われても、渡していたかもしれないが…
「そうだ、レオナ。あっちでお友達はできたの？」
「…」
レオナは目を逸らした
「…じゃあ、授業はちゃんと受けてる？」
「…」
「えっと、好き嫌いは…」
「…」
まさかここまでとは思わなかった…
「レオナ…貴方、大丈夫なの…？」
「あー…。まあ、なんとかなるだろ」
「はあ、ほんとに変わらないわね…レオナは」
「…別に変わんなくたっていいだろ」
…そうだけれども、
「…今日泊まっていくでしょ？」
「沢山お話聞かせてちょうだいね」
…そんなこんなで今年のホリデーは幕を閉じた
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sizuku(プロフ) - 黒猫さん» コメントありがとうございます！！私も好きです！♡ (2022年10月6日 17時) (
レス) id: e0ce1464e4 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - うp主さん好きです☆（唐突な告白） (2022年10月6日 0時) (レス) @page31 id: 7877cc6234 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sizuku x他1人 | 作成日時：2022年9月2日 17時
