額に傷を持つ2人～アズカバンの囚人<起>～《ハリーポッター》 (ページ27)

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私はハリー達にしか聞こえない声で言った

『うーん､大きな昆虫みたいだね｡すっごい失礼だけど』

ハ｢A全く同じこと思ってた｣

ロ｢君達ほんといい性格してるよ｣

クスクスとバレないように笑った

ハー｢ちょっと!初授業でしょ､シャキとしなきゃ｣

ハーマイオニーは楽しみにしていたのかワクワクしているようだ

?「私が、トレローニー教授です。多分、私の姿を見たことはないでしょうね｡学校の俗世の騒がしさの中にしばしば降りて参りますと､私の『心眼』が曇ってしまいますので」

誰も先生の言葉に返すものはいなかった

おっと､これはすごい個性の強い先生のお出ましのようだ

トレ｢この学科にはあまり書物は役に立ちません｣

この言葉を聞いてロンとハリーと私はニヤリと笑ってハーマイオニーを見た､酷く驚いていた

先生は生徒をたまに当てては予言をした…当てられた生徒は震えがっていた

『うーん､どうやら腕前はあるらしい』

私は独り言を呟いた

トレ｢それでは2人で1組作ってくださる？｣

私はその言葉を聞き勢いよく隣のハリーに顔を向けた｡＿＿＿＿＿＿するとハリーも私と同じ行動をしていた､そして私の鼻とハリーの鼻が触れ合うぐらい近かった

ハ｢あ､＿＿＿A僕と組まない？｣

『あ、うん！』

私はぎこちなく返事をした｡何だか最近こういうの多いな…いやむしろ嬉しいけど恥ずかしい

私を見たトレローニー先生は私に耳打ちをした､私にしか聞こえない声で

トレ｢貴方は沢山の人に思われているでしょう｡気持ちに従うことですよ｣

『あ…ありがとうございます先生』

授業の内容は茶葉を読むこと

私とハリーは喉が焼けそうになるぐらいの熱さのお茶をグイッと飲んだ

そしてお互いに交換して教科書見て予言していく

『ねぇハリー私の何が見える？』

ハ｢ちょっと待ってね､A｣

私はハリーの予言を待ってハリーのカップの中を予言していく……

ん…真っ黒だ｡こんなの教科書に書いてないよ……

『狼？』

カップの中には黒いオオカミが現れていた｡狼かどうかも怪しいぐらいだけど…いやドクロ？

｢『ハリー/Aこれみて！』｣

私とハリーは声を揃えてお互いの名前を呼んだ｡お互い恥ずかしくなって顔を赤くさせながらも言った

ハ｢これドクロ？だよね｣

『待ってハリー!ハリーのカップと私のカップ同じだわ！』

私達は見合わせて言った

トレ｢私が見ましょう｣