額に傷を持つ2人～アズカバンの囚人<起>～《ハリーポッター》 (ページ26)

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私は慌てて大広間に向かった

『ごめんみんな＿＿＿＿＿＿』

ん？どうやらスリザリン生がやけに盛り上がっていた私はハーマイオニーの隣に席に着いて聞いた

『どうかしたの？』

ロ｢あぁマルフォイのやつが｣

私はロンの目に促されてマルフォイを見るとディメンターの真似をしていた

『なるほど､これはイライラする』

ハ｢Aも分かってくれる？気絶したくてしたわけじゃないのに…｣

ハリーはしょぼんと肩を落としていた

ハー｢あんなの無視よ､知らんぷり！｣

するとフレッドが私達に新学期の時間割を配りながら私の隣に座った

フレ｢ほら､新学期の時間割A｣

『あっフレッドありがとう！』

私が時間割に食い入るように見ているとフレッドが私の頭を撫でながら言った

フレ｢それで何があったんだ？｣

ハリーが鋭い目で見てきているのに体をぶるっとさせながらロンの話を聞いた

ロ｢マルフォイのやつだよ｣

フレ｢あの野郎！｣

フレッドは悪態をついた

ジョ｢あの役立たず…｣

ハリーはフレッドとジョージの言葉を聞くと元気を取り戻したみたいに微笑んだ

『仕方ないよ仲間意識が強いだけだよ』

ロ｢ほんっとAは優しいよね｣

私は朝食を口に運びながら言った

ジョ「にしても、昨日なんて酷かったんだぜ。吸魂鬼が来た瞬間俺達のコパートメントに逃げ込んできた」

私とハリーは腹を抱えて笑った

『そのくせ､ハリーのことをからかってるんだ』

フレ｢だからハリー気にしなくていいんだよ｣

私は食べきれなかった物をハリーにあげた

ロ｢ねぇハーマイオニー､君の時間割変じゃないか？｣

ロンはハーマイオニーの時間割を覗き込んで言う

ハー｢おかしくないわ！マクゴナガル先生と話し合って決めたもの！｣

ロンとハーマイオニーはいつものように口喧嘩をし始めていた

ハ｢A次の授業は何？｣

『えっとね＿＿＿次の授業は''占い学''だよ…それよりどこであるの？』

ロ｢え！僕達早く行った方がいいよ｡占い学は北塔のてっぺんであるんだから｣

私達は大広間を飛び出した

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ホグワーツは広すぎる､何とか占い学の教室に着くことができたけど

私達はとりあえず、同じ丸テーブルに腰掛けた

「占い学にようこそ」

突然暗がりから声がした。私たちが驚いてそちらを向くと、ひょろりとした女性が暖炉の前の椅子に腰掛けていた。