額に傷を持つ2人～アズカバンの囚人<起>～《ハリーポッター》 (ページ8)

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ハ｢A大丈夫だよ｣

ハリーは私を立ち上がらせると私を優しく包み込んだ｡私はハリーの肩に頭を置きずっとハリーの温かさを感じていた

私達はいつまで恋人まがいのようなものをしているんだろうと考えるより私はハリーの優しさに浸っていたかった

私がやらかしてしまった日から数日経ちやっと！やっと最終日が来た！

豪華な食事をペチュニア叔母さんは用意していて､バーノン叔父さんはワインを数本開けていて私達の話題を出すことなく円滑に進んでいった

私とハリーが食べ終わり2階に行こうとするとバーノン叔父さんは終わるまでいろ！

という目で見てきた為私はハリーに手を引かれて4人から遠いキッチンに移動して見守った

ハ｢あともう少しだ｣

『そうねハリー気を抜いたらダメね』

私とハリーはクスクスと顔を見合わせて話した

するとマージ伯母さんは私達の顔を見て睨むような目で言った……

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ハリーside

マージ｢こっちはどうだい？｣

胃が縮む感じがした｡そして僕は無視しようと他のことを考えた｡ホグワーツの事とか…

マージ｢犬にもこういう奴がいた｡出来損ないのねだからそいつを去年は水に沈めてやったさ｣

僕は必死に他のことを考えた……ロンドンで会えるだろうかとかAの事とか

マージ｢要するに悪い血統だったんだよ｡いやいやペチュニアあんたの事は言ってない出来損ないの妹のことを言ってるんだ｣

僕は体に熱が集まるのがわかった｡

マージ｢ポッターとやらは何をしていたんだね？｣

マージ伯母さんは緊張でビビってる叔父さんに尋ねた

僕はAが手を繋いでくれないと今にでも襲いかかりそうになっていた

バ｢失業者だった｣

マージ｢だろうと思った＿＿＿ろくでなしで役立たずの｣

僕は我慢の限界に達して叫んだ

ハ｢違う！｣

Aは僕の気持ちを汲み取ってくれたのか止めることなく僕のそばにいてくれた

マージ｢言うじゃないか言ってごらんよ?車にぶつけて死んだんだどうせ酔っ払い運転だっただろうよ！｣

ハ｢自動車事故で死んだんじゃない！｣

マージ｢嘘つきめ!お前は礼儀知らずで恩知らずお前は出来損ないだ！｣

伯母さんはいきなり言葉を詰まらせるようにして黙り込んだ｡怒りで膨れ上がってるように見えた＿＿＿

いや比喩ではなく本当に膨れ上がっていた

風船みたいに天井に上がって､僕は口を開けて唖然としていた