額に傷を持つ2人～アズカバンの囚人<起>～《ハリーポッター》 (ページ7)

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マージ｢Aはどこにいるんだい！？｣

バ｢A来い！｣

うるさい叫び声が私の名前を呼ぶ何で私なんか呼ぶんだ…小言しか言わないくせに

〈どうやら私を呼んでるみたい〉

トム“僕ならすぐにでも息の根を止めるけどね”

そう浮き出た言葉にそうしたいよと思いながら階段をおりキッチンに行った

マージ｢私が来たというのに出迎えもしないのかい？｣

『私が目に入るのはきっと嫌でしょうから』

噛み付くような目をして唸るようにしてマージ伯母さんは私に言った

マージ｢ここに置かせてもらえるだけありがたく思いなさいよ｣

ハリーが後ろで歯を食いしばってマージ伯母さんを睨んでいるのが見えた､やっぱりハリーがいてくれてよかったなと感じつつ言った

『勿論ですとも』

こんな地獄のような日々は3日目に突入していた｡昼食時私はハリーの隣の席を確保し座った

目の前には陰湿な嫌味を私達に向けて言うマージ伯母さんが座ってる

私はフォークを左手に持ち替えテーブルの下でハリーの袖をチョンチョンとする

ハリーは気づいたのか私の手を見つけるとギュッと確かめるように握った

ハリーは私に｢挑発に乗ったらダメだ､無視しよう｣とでも言うかのように私の目を見た

マージ｢牝犬に欠陥があればその仔犬もどこかおかしくなるのさ､それがハリーとAに現れてるね｣

私はたまらなく頭に来た＿＿＿＿＿＿するとマージ伯母さんが持っていたワイングラスが音を立てて割れた

するとバーノン叔父さんとペチュニア叔母さんは私とハリーを疑うような目で見てきた

きっとわたしだ…自制心をきかずにやってしまうのは前もあったしダンブルドアにも気をつけるよう言われていた

私はデザートを取らずにハリーの手をからするりと抜け出してその場を離れ部屋へと足早に戻った

『あー…やってしまった､どうしよう!ハリーにも迷惑かけちゃった…きっとホグズミードには行けないや』

私は頭を抱えてベッドに座った

ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

ハ｢A!大丈夫?｣

ハリーは走ってきたのかﾄﾞﾀﾄﾞﾀと音を立てて部屋に入ってきては私の顔を覗き込むようにして言った

『ごめんなさいハリー!私のせいで行けなくなっちゃった』

ハ｢A大丈夫だよ｡マージ伯母さん他の所でも握力が強くて割ったことがあるんだってだから大丈夫だよA｣

ハリーは私を励ますようにずっと言葉をかけ続けた