額に傷を持つ2人～アズカバンの囚人<起>～《ハリーポッター》 (ページ40)

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1週間に3回だけのクィディッチの夜間練習｡皆気合が入ってるそれは勿論私もだけど集中していると気づかないが練習が終わる度に腕は痛くなる

マダム･ポンフリーには毎回怒られるがめげずに苦い薬を飲み､また練習に励む

日頃に段々と寒くなってきて手が悴む､泥だらけだろうが雨だろうが雨だろうが勝つという目標に向かって1点の曇りもなかった

『寒い』

私はハリーの隣で歩きながら冷たくて赤くなってる手先に息をふきかけていた

ハリーは何も言わず私の手を掴み､ハリーのローブの中に入れてくれた

ハ｢どう？暖かい？｣

満面な笑みで言うハリーにちょっと恥ずかしくて目を逸らしながら言った

『とっても暖かいよ』

｢じゃあ昔からポッターは君が好きってことさ｣

医務室でのドラコの言葉が妙に頭の中で回る＿＿＿＿＿＿好きな人としてじゃなくても今ぐらい甘えていいよね

私はそう思いながらもっとハリーに寄り添い頭をハリーの体に預けた

ハ｢頑張ったねA｣

彼はそういうと私の頭を撫でてくれる

『子供扱いしてるよね？』

私は撫でてくれるハリーを見ながらクスクス笑って言った

ハ｢違うよA｡ん？何だか談話室騒がしくない？｣

『言えてる』

グリフィンドールの談話室前に来ると声が漏れている､結構大っきい声が

『フェルチュナ･マジョール(たなばた)』

合言葉を言い中に入ると予想した通りに談話室の中はざわめきがあった

ロンとハーマイオニーは暖炉の特等席で天文学の星座図を仕上げてるところだった

ハ｢ねぇ何があったの？｣

ロ｢第1回目のホグズミードの週末だよ｣

ロンが指さしたお知らせを見た

ハー｢10月末のハロウィンよ｣

私はその言葉を聞き顔をしかめた

どうせ私とハリーは行けないのだろうから

私はハーマイオニーの隣に座ろうとしたけどハリーは手を引いてロンとハリーが挟む形で座った

ハーマイオニーは私が顔をしかめたのを見ていたのが言ってきた

ハー｢A､この次はきっと行けるわ｡1回目撃もされてるしブラックはすぐに捕まるに決まってる｣

ロ｢ホグズミードでやらかすほどブラックは馬鹿じゃない＿＿＿＿＿＿＿ハリー A､マクゴナガル先生に聞けよ｡行っていいかって､次なんて永遠にないんだぜ＿＿｣

ハー｢ダメよ！ロン｡2人は学校に居なきゃいけないの＿＿＿｣

ロ｢3年生で2人を残しておけないよ!｣

2人は熱くなって口喧嘩を始めた､2人の優しさに私とハリーは只聞いていた